見出し画像

「介護保険」と「介護施設」そして「住民票」との関係は?

「介護保険法」では、基本方針や枠組みを定める「国の役割」と、実質的な運営を担う「市町村の役割」、そして、その市町村の支援を行う「都道府県の役割」を、それぞれ、分けています。

よく、離れて暮らす親が、最近、物忘れがひどくなってきた、どうしたらいいのかとの悩みは、もはや、国民的課題のひとつではないでしょうか。

すでに核家族が主流となり、昔のような嫁姑の同居から起こるような問題は、ほとんど姿を消したものの、今や、この離れて暮らす親の最期をどう看取ればいいのかが、新たな家族の課題となっているのです。

親と離れて暮らす子にとってみれば、親の介護保険制度の保険者は、親の住む市区町村なわけですから、そこに連絡と取りながら、介護を進めていかなければなりません。

親の面倒をみている子どもの立場から、よく、「○○(子が住んでいるのは都会が多い)では、~なのに、やっぱり○○(親が住んでいるのは田舎が多い)は、~だな」という介護あるある話をよく聞きます。

そんな時、わたしは、ちょっと不謹慎ながら、日本って、まだ、幕藩体制なんだよなあと、つくづく思ってしまうのでした。

特に、自宅で、一人暮らしはもう無理だから、どこかの介護施設に入りたいとなった時、住民票をどうするのかは、最初に選択を迫られます。

1 空き家となった自宅にそのまま置いておくのか。
2 介護施設に住民票を動かすのか。
    →その施設は住所地特例の介護施設なのか。
3 介護施設が、子ども世帯と同じ市町村にあるのなら、いっそのこと
  子どもの住所に移してはダメなのだろうか?

これは、それこそ、ケースバイケースで、その方の状況をによって、調整する必要があると、わたしは思います。
介護保険料は、年金から引かれているけど、そんなこと考えことなかった方も、、一度、ご自分がそうなった時を考えて、お住いの市町村に問い合わせてみるのもいいかもしれません。

なにはともあれ、親の介護は、「備えあれば憂いなし」 なのですから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?