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私の話を聞くのは、私。

人の話を聞いてばかりで、自分の話を聞いてもらえない、と、だいぶ長いこと思ってきたように思う。だから、私は、自分の話は自分が聞くしかない、と思い込んでいた。
けど、自分で自分の話を「ちゃんと」聴けていたかというと、微妙だと思う。

ちゃんと聞いたつもりで、「わかったわかった、じゃあ明日も仕事へ行くよ」。ってなだめるならまだしも、そういう辛い気持ちを無視してみたり、「そんなこともできないの」と一喝し、自分が自分の一番の敵、という気すらしていた。
疲れているから話したい、相談したいのに…。私の中の「子供」は、私が私に、何もしてくれない、と思っていた。

自分の話を自分で聞ける最高の結果は、「話をちゃんと聞いて、行動を変えてあげること」。
「仕事疲れちゃった!行きたくない。毎日忙しいし…」
「…そうなんだ、もうへとへとなんだね、じゃあ明日は会社を休ませてもらおうよ」
これなら、他の人が聞いてくれなくても、自分で自分の話を聞いてあげた、となるのでは?

私は、だいぶこれが長くできなかったのだけど、自分の中に、自分を受け止めてくれる男性性(異性性)、みたいな存在を作ったらうまくいった。
「本当はそんなこと望んでないのでは?」とか、「本当はどうしたい?」と質問してくれる。
「じゃ、それでいこう」と、決めてくれる(って決めているのは私ですが…)。
決められないなら、ヒントをもらうでもいいし。

これを実践していったら、自分に確信が持てるようになってきたし、人の話も前より上手に興味をもって聞けるようになった。
(と思ったのも、ラジオに出演してみて、相槌の打ち方や、相手の話で「違う返しを求めてたのかも?」と思うことが多く、ちゃんと話を聞けるようになりたい、と思ってた。あと、聞き方次第で、影響を与えることもあるんだ、ということに気づいた)

今まで、自分の話も聞いてなかったけど、他人の話もあんまり聞いてなかった、興味を持ってなかった、と反省。

しかも、ちゃんと自分で自分の話を聞く、という前提がなかったから、話を(私に)聞いてもらえることが羨ましくて、たまに攻撃的になるときがあった。あれして楽しかったよ、こう思ったよ、っていう率直な言葉に、心の中では、随分意地悪だったと思う。

それが、素直に聞けるようになった。
自分の意地悪さに気づいた時は、自分で自分にしてあげられることを探す。

どんなときでも、自分を一番に大切にする、というやり方がいいんだな、と思う。
まずは自分の話を自分で正確に聞くこと。

素敵な一日を。


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