【小説】　承〜始まり〜

全ては繋がりによって安定を得るものもいる
そして片方は滅びるものもいる

あの日を思い出したくない
でも、片方は強い権力によって今も幸せに生きていた
そうあの人の名前は
なんだっけ？
そう祐輔だ
大学時代の親友である
なんで23年ぶりに彼がやっときたのかは
1年後にやっとわかった佳世子であった

強い拘りの中、佳世子は祐輔と
友達でいたかったから
書かなかった

もう1人は麻里子
彼女は小学生の時の友達だった
2人が同時にやってきた時
佳世子は命の選択をすることになるとは
思っても見なかった

佳代子お久しぶり！
そう、LINEでやってきた祐輔だが
まず、佳世子の字が違っていたことから
ただの遊びで彼は佳世子に近づいてきた
佳世子のことは彼にとってモノだということが
後になってわかる

大学時代は背が高いのにどこか自信なさげな彼だったが
23年ぶりに会う彼は
言葉巧みに人を操る洗脳マンに
なっていた

一方麻里子は
情報屋さんになっていた

細く永く生きることが生きがいだった佳世子に
2人の悪魔がやってきた
　
君たちも佳世子も知らなかった
佳世子の人生が普通の人より
短いことも

だから、いま倍返しすることにきーめた

4月26日は佳世子の誕生日