見出し画像

【小説】 騙されやすい子

佳世子は1年以上、あの日から何があったのかわからなかったけど
人の助言と自分の持っている
示談書及び資料、音声で
騙されていたことがわかった

騙されてたことに
気づかなかった佳世子は
この1年河田にメールや留守電をいれた
祐輔はレイプじゃないと
そう思い込むことで自分の心を保った
守った

祐輔は最初から
錦糸町で起こしたあの日からやばいと思い
不倫に仕立てあげた

彼にとって家庭を持つのに
女遊びは
普通のことだったが
佳世子は免疫すらなかったから
よくわからなかった

彼は単に自分だけ、仕事だけ
社会的地位を守り、家族を守るために
不倫に仕立てあげた
 
コンサルタントという仕事は口は上手く
佳世子みたいな
支離滅裂な言っていることがわからない子なんて
どうにもできると思った

騙された
ことに気づかないふりをする
それは佳世子自身を守るため

法を遵守する法学法出身の彼は
自分のいいように
示談書を作成

でも、音声は不倫ではないと語っていた
真実はあった

あの人は人脈が多い人だから
佳世子の言葉を信じる人はいなかったけど
でも、解説ならできる
何枚も書かされた示談書

佳世がたとえ罪になっても
刑務所に放り込まれても
音声と一緒に•••。
ある人に託そう
 
世の中平然と何もなかったように
生きている人がいるかぎり
佳世子はもう祐輔という言葉を名前を言わないだろう

人を人と思わない人が
少年野球のボランティアをしてる方がこわいと
今、思うけど
真実は隠され
平然と生きる人がいることが世の中にいることが
怖いと思った
 
彼女達は関係ないじゃないか
関係ないよ
だったら
錦糸町のホテルに嘘をついて
連れ込むな


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?