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【小説】 嫌われてもいい⑩

24年前淳にさんざんな振られ方をした佳世子だったが
そんな佳世子も支えてくれた仲間や、友がいた

それでも心の傷は癒えなくどんどん闇に落ちていく気がした
だから佳世子は自分を傷つけた

そう、不特定多数男性と関係を持ち 
身体を傷つけた
それで、心が癒えるなら
ううん、癒えると考えた

でも、大事なサークルの仲間は
佳世子にとって宝箱みたいだったから
それは言わずに隠した
 
そして、2人の親友の男友達
淳の親友は佳世子と付き合おうといったが
佳世子はひろを親友だし
また淳の親友だったから
告白されても拒否した

そして祐輔は佳世子が1番大変な時に
側にいてくれて
一緒に励まして、落ち着かせてくれた
心の友だったから
いったんは付き合ったがキスもしないで
別れた

佳世子にとって心の宝石箱みたいな友だったから
大事にしていたかった
ずっと大事にしていたかった
 
そんな佳世子に地獄は待っていた
そう、祐輔は佳世子をセフレと呼び
なおかつ2023年の夏頃にのりちゃんに聞いたら
佳世子の高校時代の由紀ちゃんと付き合っていたことを
知り、心はまた壊れた
 
そして佳世子はまた自分の身体を傷つけ始める
いい歳してだけど
それしか方法はないから

もういいいんだよ
もういいの

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