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【小説】 嫌われてもいい〜せかんど⑯〜

機嫌がいいのか父から電話がくる
もぉ、それは昔懐かしのホラー映画
貞子のテーマ曲
うーう、きっとくる〜きっとくる〜あなたのもとに
って佳世子の頭に音楽が鳴るのがわかる
  
焼肉するから明日来ないか?
ジョコさんと一緒に!
そう父は言う
ジョコにそのことをいう

あんなことあったから無理かな〜って大人しく言ったジョコの口調で 

佳世子は心がギュッと張り裂けそうになった

祐輔は楽しくBBQやらしてるよ!
なんて、口が裂けてもいえない
私達にはまだまだ時間が必要だった
って離れる選択もしたけれど
佳世子はしたいけど、、、。
  
佳世子が全部悪いの?
密室で何枚も示談書にサインして領収書もかいて
お金は一回もらったけど
あと、2枚書いた金額はもらってない
 
祐輔は破棄したって言ったけど
バカな佳世子だけど
嘘なのは領収書番号を見ればわかるし
それになぜ佳世子の結婚した苗字の姓の漢字を知っていたのか、、、。
勝手に用意されていた印鑑。
 
悔しくてたまらないんだ
 
でも、ある日買い物行ったとき
買い物をし終わるとジョコは先に歩いていて
後ろを少し振り向き誰かの手をつなごうとしている
 
後ろに歩いているおじさんの

えっ!ジョコにそんな趣味が20年一緒にいてはじめてだった
まさか、そんな趣味が!

ジョコは少し慌ていた
 
佳世子を見つけるやいなやジョコは言った

佳世子さんが遅いから手をつなごうとおもったら
佳世子さんと黒い服のおじさんで間違えてしまった。
うん!おじさんも嫌がっていたよ笑笑
 
よかった。
でも、話はかわるけど
何で佳世子の携帯から祐輔の情報は見れないのか
そう佳世子のアカウントは乗っ取れていた
なんで、祐輔は佳世子のアカウト知っているんだろう
 
佳世子はsnsを使えない
なんで普通の使えるのに
祐輔に出会う前まで使えていたし活用していたのに
なんで被害者なのに使えないの?
 
悲しくて悲しくて祐輔によって
差別されているのが、わかった





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