【小説】
傷つけた側にとっては
一瞬の出来事
傷ついた側にとっては
一生の出来事だと
書いてある文章があった
そうなんだよね
心が止まったままだった
密室のウソの示談書を書かされたことに
気づくのに
1年かかった
最初から最後までウソを貫き通した彼は
ユウって男は卑怯者だと思うけど
佳世子はこの1年、自分をかなり傷つけてしまったので
それなりにしんどいと感じた
でも、友達に言われたんだ
犯罪者だけにはなるなって
今まで、犯罪者になったことはないけど
自転車で青から赤で渡って怒られたけど
佳世子にはできないと
川田も知っているだろう
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