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『ヴィンチェンツォ』 ヒョン萌え

第18話、見ました。ヴィンさん、ガンガン行ってますねー。

まだまだ韓国ドラマ視聴歴は短い私ですが、韓国の方々の心のありようというか、心理面での文化というか、言葉と心理の関係というか、そういうのが徐々にわかってきた気がしています。

今回、別に話の筋にはぜんぜん関係ないんですけど、あーそうだろうな、わかるわかる、と思った場面がありました。(本当にわかってるかどうかは別として)

それは「ヒョン」を巡る二つの場面です。
(あ、以下は第18話まで見ていない人は読まない方がいいかもしれません)


一つは、バベルグループ副会長のチャン・ハンソ(クァク・ドンヨン)がヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)にこう言う場面です。

「二人の時は、ヒョンって呼んでいいかな」

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もう一つは、クムガプラザで怪しげな旅行会社をやっている元ヤクザ(?)のパク・ソクド(キム・ヨンウン)がヴィンチェンツォ にこう言う場面。

「俺のことを、ヒョンって呼んでくれないか」

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ヴィンさんをヒョンと呼んだり、逆にヴィンさんからヒョンと呼ばれたりして、二人とも萌えちゃうんですよね。もうね。わかりますよ。

韓国ドラマを見始めて約半年、他人の男同士がヒョンと呼んだり呼ばれたりすることの意味も感覚レベルでわかってきました。

この記事では「オッパ」の使い方の話が主になっていましたが、「ヒョン」については用法の話より、「ヒョン」と呼び呼ばれる心情の話になると思うので、それにはまだまだ自分は理解が浅いです。しかし、結構前から「ヒョン」には萌えてました。笑 残念ながら私は言うこともできないし、言われることもないのですけれども。

「ヒョン」という呼称が象徴するような濃密な人間関係は、自分がその世界に入ったら結構面倒だろうなと思わなくもないです。あくまでも外から見ているから萌えているんであって、実際、他人に対しての距離の取り方が近いと、良いこともある反面、きついこともありますよね。近い人と近くない人、という線引きが、目に見える形で(正確には耳に聞こえる、ですが)存在するので、その線の外に置かれた者は疎外感を感じます。また、一度その線の中に入ったら、外に出ることはなかなか難しいことなんだろうと想像します。

それでも、自分が「オンニ」と呼んだり呼ばれたりするような関係も、そう悪くはないなと近頃は思ったりします。
いやー、でもどうだろう。やっぱり実際そうなったら、なんかめんどくさいなーと思ったりしちゃうのかも。

何れにしても、韓国ドラマを見る際に誰が誰をどう呼んでいるかを知ることで、登場人物の心情をより深く理解することができるのではないでしょうか。

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