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【2022年1月開始ドラマ短信】『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』『シジュウカラ』『ミステリと言う勿れ』

『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』

うーん。なんか細かいところが気になって集中できませんでした。

黒木華さん演じる瀬古凛々子は凄腕経理という設定。それで冒頭、深夜に伝票をチェックして不正を見つけ、翌日の新役員決定会議(?)みたいなところに乗り込みます。新役員候補が家族旅行を経費として申請していたというのですが、奥さんがインスタに旅行の様子を細かく投稿、って脇甘すぎ…笑 あとそもそもその領収証が提出された段階でのチェックも甘すぎ。

あと、凛々子がカンフルNEWSの編集部に配属された朝、事務所で編集者の一本真琴(石井杏奈)のプロフィールをあげつらう中で「月収22万」と言います。これは凄腕経理が第三者がいるところで口にすることはない気がします。まあその第三者が真琴の上司でどうせ知ってることだからいいでしょ、ってこともあるのかもしれませんが。細かい事を言うとこの場合「月収」って言葉にもちょっと違和感があります。

っていうようなディテールは結構重要なんじゃないかと私は思ってます。こういうところが適当だと、ドラマ全体の厚みが削がれちゃう気がします。

でも多分そんなのどうでもいいのかもしれない笑

凛々子が「空気読めない系」というところが、どうも何か安易な気がして、なんだかグッと惹きつけられないというか、うまく言えないんですが。つまらなくはないと思います。思いますが、新しいものはない。そんな気がしちゃいました。

安藤政信さんが演じているだけに仁和正樹がフツーの善人であるはずもなく笑(逆にそうだったら新しいかも?)、1話完結で進みながら、仁和絡みのストーリーがバックグラウンドで展開する、みたいな感じになるのかなと想像しています。

次も見るとは思いますが、ながら見になっちゃうかも。

『シジュウカラ』

強い役が多い印象の山口紗弥加さんですが、本作の忍のようなちょっと抑えたキャラもいいですね。一瞬弾けるシーンもあったりしたので、今後どうなっていくのか、まだわかりませんけれども。

その忍と恋に落ちる、18歳年下の橘千秋(板垣李光人)が登場した時、え? これはちょっと幼すぎじゃない? と思いました。思ったのですが、いやいやどうして。最後の雨に濡れたシーンではなかなかいい顔してましたね。水のシーンは男女ともに色気を増すんですよね。そしてそして。不倫モノに雨は欠かせません。雨が降ったらもうほぼ始まってます。笑
板垣さんは今年20歳らしいですね。だからまあ初々しくはあります。でも登場シーンではあえて幼く作り込んでいるんですね。

忍には中1の息子がいます。千秋があまりに幼いのでほとんど変わらないんじゃ? と思いましたが、同じ空間にいるとそうでもなく。何れにしても、忍に息子がいる、ということは、色々と事を生々しくする気がします。

今後、千秋の母として酒井若菜さんが登場するようですが、酒井さんは不倫ドラマ出演率、かなり高いですね。あ、そういえば、後に登場予定の池内博之さんとは、2021年10月期のドラマ『それでも愛を誓いますか?』でも共演されていました。

千秋の動きを見ていると、単純な不倫ドラマでもなさそうで、これからの展開がおもしろそうです。不倫ドラマは言外に起こることが重要だったりするので、映像的に何が起こるかにも注目して行こうと思います。

『ミステリと言う勿れ』

(第1話に関するちょうどいいツイートが見つかりませんでした)

原作漫画は読んでいないのですが、おもしろいんだろうなとドラマを見て思いました。文字が多くてちょっと大変だったりするのかな? でも読んでみたい。

菅田将暉さん演じる久能整の洞察力と記憶力で事件を解決していく、9時台で刑事が出てくるのにちゃかちゃかしていなくて、落ち着いて見られるドラマですね。唯一チャカついているのは尾上松也さん演じる池本優人巡査ですが、全然うるさくはない。

菅田さんもいいですが、他の出演者の皆さんもいいですね。伊藤沙莉さんはどんな役でもいける気がします。遠藤憲一さんは終盤にいい顔を見せてくれました。頭の中の遠いところで重要な何かに気づく、みたいな時にすごくいい顔されるんですよね。筒井道隆さんはお見かけするのが久しぶりで、最初誰かわかりませんでした。

そして最後に登場した、金髪の青年。しばらく誰かわかりませんでした… (顔認識が苦手なんです。覚えられないし)永山瑛太さんって演じることをすごく楽しんでいるように見えます。次回が楽しみです。


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