【シエルの注目映画】2022年2月公開
2月公開作品で気になるものをピックアップしてみました。
いつもに比べて少ない気がするのですが、もし後から見落としに気づいたらまたアップします。
『ウエスト・サイド・ストーリー』(2月11日公開)
2021年製作/157分/G/アメリカ
原題:West Side Story
配給:ディズニー
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作:スティーブン・スピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガー、ケビン・マックコラム
原作:アーサー・ローレンツ
脚本:トニー・クシュナー
音楽:レナード・バーンスタイン
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、デビッド・アルバレス、ジョシュ・アンドレス
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory
オリジナルは子どもの頃にテレビで何度か見た覚えがあります。でもあまり覚えていなくて、ニューヨークが舞台だったことも当時は意識していなかった気がします。思い出す絵面もニューヨークっぽくない。
行ってみたいと思いつつまだ訪れたことのない街ですが、ニューヨークの映画が大好きなんです。ニューヨークが舞台の映画は、それだけで「観たい!」ってなります。(あ、今度マガジン作ろうかな)
本作は、すでに好評なのがネット上でちらほらと見えてきていますが、それとは関係なく、観たいです。合わせて旧作も改めて観てみたい。
『国境の夜想曲』(2月11日公開)
2020年製作/104分/イタリア・フランス・ドイツ合作
原題:Notturno
配給:ビターズ・エンド
監督・撮影:ジャンフランコ・ロージ
製作:ドナテッラ・パレルモ、ジャンフランコ・ロージ、パオロ・デル・ブロッコ、セルジュ・ラルー、カミーユ・レムレ、オルワ・ニラビワ、エバ=マリア・ベールツ
編集:ヤーコポ・クアドリ、ファブリツィオ・フェデリコ
公式サイト:https://bitters.co.jp/yasokyoku/
たとえ今のように海外渡航が難しい社会情勢でなくても、自分ではまず行くことができないであろうイラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で今何が起きているのか、の一端を知ることができそうな作品。
ジャン・フランコ・ロージ監督の『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』は難民をめぐる状況を冷静な目で捉えた見応えのある作品でした。本作にも期待します。
『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』(2月11日公開)
2021年製作/131分/R15+/アメリカ
原題:The United States vs. Billie Holiday
配給:ギャガ
監督:リー・ダニエルズ
製作:リー・ダニエルズ、ジョーダン・ファッジ、ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム、パメラ・オアス・ウィリアムズ、タッカー・トゥーリー
原作:ヨハン・ハリ
脚本:スーザン=ロリ・パークス
出演:アンドラ・デイ、トレバンテ・ローズ、ギャレット・ヘドランド、ナターシャ・リオン、ダバイン・ジョイ・ランドルフ、ミス・ローレンス・ワシントン、ロブ・モーガン、トーン・ベル
公式サイト:https://gaga.ne.jp/billie/
昨年ドキュメンタリーの『Billie』が公開され、記事は書いていないのですが観にいきました。何かそういう決まりがあるのかどうか知りませんが、ミュージシャンのドキュメンタリーとフィクションは割と近い時期に公開されるんですよね。覚えている中では、ジェームズ・ブラウン、ジャニス・ジョプリン、ホイットニー・ヒューストン、などがそうでした。もちろん観客動員に相乗効果があると思うので同時期の公開は当たり前かと思いますが、その前に、同時期に作ることがあらかじめ決まっているのかなと思ったりします。
それはどうでもいいとしても、ドキュメンタリーとフィクションの両方を観るのはおもしろいです。双方が補完し合って人物理解が深まる気がします。
『ちょっと思い出しただけ』(2月11日公開)
2022年製作/115分/G/日本
配給:東京テアトル
監督・脚本:松居大悟
製作:太田和宏
主題歌:クリープハイプ
振付:皆川まゆむ
出演:池松壮亮、伊藤沙莉
公式サイト:https://choiomo.com
ジム・ジャームッシュ『ナイト・オン・ザ・プラネット』→クリープ・ハイプ『Night on the Planet』→松居大悟監督『ちょっと思い出しただけ』という流れでできた作品だそうです。
監督本人が「花束みたいって言われちゃうよね」とおっしゃっているラブストーリー。私は花束もみていないし、ただの(って言ったら変ですね、ストレートな)ラブストーリーはあまり関心がないのですが、ジャームッシュ監督作品は好きだし、伊藤沙莉さんのタクシードライバーっていうのもおもしろいなと。
『西成ゴローの四億円』(2月12日公開)
2021年製作/104分/G/日本
配給:吉本興業、チームオクヤマ、シネメディア
監督・脚本・プロデューサー:上西雄大
製作総指揮:奥山和由
出演:上西雄大、津田寛治、山崎真実、波岡一喜、徳竹未夏、古川藍、奥田瑛二
公式サイト:https://goro-movie.com
上西雄大監督『ひとくず』は、観たいと思いつつ見逃しました。本作は『西成ゴローの四億円 死闘編』との2本組ということで若干尻込みしますが、かなりエンタテインメントの方に振り切っている作品のようだし、2本も作っちゃってるんだからきっとおもしろいよね? と期待したい。しかし日本映画は、変に話を大きくしようとしたり笑わせようとしたりすると鼻白む結果になりがちなので、そうなっていないことを願います。
『愛なのに』(2月25日公開)
2022年製作/R15+/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:城定秀夫
脚本:今泉力哉、城定秀夫
エグゼクティブプロデューサー:佐藤現
出演:瀬戸康史、さとうほなみ、河合優実、中島歩
公式サイト:https://lr15-movie.com/ainanoni/index.html
城定秀夫監督と今泉力哉監督が共同脚本でR15の作品を作るという企画の1本だそう。今泉監督の作品は好きだし、これまで瀬戸康史さんの出演作を観たことがないのでこの機会に観てみようかな。
同企画のもう一本『猫は逃げた』は3月一般公開のようですね。そちらも気になります。
『GAGARINE ガガーリン』(2月25日公開)
2020年製作/95分/G/フランス
原題:Gagarine
配給:ツイン
監督:ファニー・リアタール、 ジェレミー・トルイユ
製作:ジュリー・ビリー、キャロル・スコッタ
脚本:ファニー・リヤタール、ジェレミー・トルイユ、バンジャマン・シャルビ
出演:アルセニ・バティリ、リナ・クードリ、ジャミル・マクレイブン、フィネガン・オールドフィールド、ファリダ・ラウアジ、ドニ・ラバン
公式サイト:http://gagarine-japan.com
本作の舞台は、宇宙飛行士ガガーリンの名を冠した団地。1995年の『憎しみ』、2019年の『レ・ミゼラブル』でも描かれたパリ郊外(それぞれ場所は違うが)の話です。
この舞台は救いようのない話になりがちなんだけど、本作はオリンピック問題なんかも絡んでちょっとこれまでとは違った切り口の作品に見受けられます。うっすらと希望もありそうな予感。
* * *
1月公開分で観られていない作品もまだあるので、公開終了前にそちらを優先して観ようと思っていますが、全ては鑑賞スケジュールがうまく立てられるかにかかっています。結構大変だけど、それもまた楽しくもあります。
それではみなさま、よいご鑑賞を。
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