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【シエルの注目映画】2022年3月公開作品

現時点で3月公開を予定している作品のうち、気になるものをピックアップしてみました。

実は、2月公開の注目作品の記事で取り上げた作品をまだ一作も観ていないのですよね。7作挙げたうちの2作は、今日の時点でまだ公開されていないので当然ですが…

こんなことを思ったりもしていました。

3月公開作はどれくらい観ることができるでしょうか。

ガンパウダー・ミルクシェイク(3月18日公開予定)

2021年製作/114分/フランス・ドイツ・アメリカ合作
原題:Gunpowder Milkshake
配給:キノフィルムズ
監督・脚本:ナボット・パプシャド
製作:アンドリュー・ローナ、アレックス・ハインマン
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン
公式サイト:https://www.gpms-movie.jp

「新時代をブチ抜くシスターハードボイルドアクション」ということで、ダサいのかカッコイイのか、おもしろいのかつまんないのか紙一重っぽい。確認のためにも(?)観たいです。いや、痺れるようなアクションと、入り込みたくなる世界観を期待してます。
武器屋が図書館で、武器に女性作家の名前がついてるなんてなかなかいいじゃないですか。武器の特徴と作家の何かがリンクしてるといいのですが、そこまでは難しいですかね。

ベルファスト(3月25日公開予定)

2021年製作/98分/イギリス
原題:Belfast
配給:パルコ
監督・監督:ケネス・ブラナー
製作:ローラ・バーウィック、ケネス・ブラナー、ベッカ・コバチック、テイマー・トーマス
出演:カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、コリン・モーガン、ジュード・ヒル
公式サイト:https://belfast-movie.com

俳優でもあるケネス・ブラナーさんが、出身地のベルファストを舞台に自身の幼少期を投影した自伝的作品だそうです。ベルファストが穏やかだった時代から、宗教的な対立で人々が分断されていく激動の時期が背景になっているようですね。
お父さん、おじいちゃん役の俳優はベルファスト出身だそうです。
パーソナルでノスタルジックな作品だろうと想像します。

ナイトメア・アリー(3月25日公開予定)

2021年製作/150分/アメリカ
原題:Nightmare Alley
配給:ディズニー
監督:ギレルモ・デル・トロ
製作:ギレルモ・デル・トロ、J・マイルズ・デイル、ブラッドリー・クーパー
原作:ウィリアム・リンゼイ・グレシャム
脚本:ギレルモ・デル・トロ、キム・モーガン
出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、メアリー・スティーンバージェン、デビッド・ストラザーン
公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/nightmare_alley.html

ギレルモ・デル・トロ監督作品はこれまで観たことがありません。『シェイプ・オブ・ウォーター』も観ていないんです。

本作は1946年に出版された名作ノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」(翌年に映画化もされている)を原作としたサスペンススリラーということで、おもしろそうです。
しかもケイト・ブランシェットさんとルーニー・マーラさんが出ているじゃないですか。『キャロル』(2015)で共演しているお二人ですね。二人とも好き。

MEMORIA メモリア(3月4日公開予定)

2021年製作/136分/G/コロンビア・タイ・イギリス・メキシコ・フランス・ドイツ・カタール合作
原題:Memoria
配給:ファインフィルムズ
監督・脚本:アピチャッポン・ウィーラセタクン
撮影:サヨムプー・ムックディープロム
出演:ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール、フアン・パブロ・ウレゴ
公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/memoria/

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の、カンヌ映画祭4度目の受賞作。

カンヌでパルムドールを受賞した『ブンミおじさんの森』(2010)は観たいと思いながら機会を逸していますが、TSUTAYAにDVDがあるようなので、借りようと思っています。

舞台作品『フィーバー・ルーム』を鑑賞しましたが、音と光と煙(ドライアイス)を使った幻想的な空間芸術で、鑑賞というより体験といったほうがいいような作品でした。味わったことのない感覚を味わったのを憶えています。貴重な体験でした。

本作の公式サイトに「深遠かつ静謐にして、圧倒的な【音】がもたらす唯一無二の映像体験」とあるので、独特な表現が期待できそうです。

林檎とポラロイド(3月11日公開予定)

2020年製作/90分/ギリシャ・ポーランド・スロベニア合作
原題:Mila
配給:ビターズ・エンド
監督:クリストス・ニク
製作:イラクリス・マブロイディス、クリストス・ニク
製作総指揮:ケイト・ブランシェット、ココ・フランチーニ、アンドリュー・アプトン
脚本:クリストス・ニク、スタブロス・ラプティス
出演:アリス・セルベタリス、ソフィア・ゲオルゴバシリ、アナ・カレジドゥ
公式サイト:https://youtu.be/8U7tshReYaY

クリストス・ニク監督のデビュー作。

記憶をなくしていく奇病が流行る世界で、その病にかかった主人公が、治療プログラムを実行しながら新しい思い出を作って行く話らしい。トレーラーを見るとなんとなくおかしみのある落ち着いた作品に見受けられます。

第二作はハリウッドで作られることが決まっているらしいので、監督は作家性もありつつ商業的にも受け入れられるような作風なのかなと想像しています。

スターフィッシュ(3月12日公開予定)

2018年製作/99分/イギリス・アメリカ合作
原題:Starfish
配給:アムモ98
監督・脚本:A・T・ホワイト
製作:エイダ・バーナル、石田淡朗
製作総指揮:アンソニー・ホワイト、A・T・ホワイト、エドガー・ロメロ
出演:バージニア・ガードナー、クリスティーナ・マスターソン、エリック・ビークロフト、ナタリー・ミッチェル、石田淡朗
公式サイト:https://starfish-movie.com/#story

亡き親友に導かれ、世界を救うためのカセットテープを探す女の子オーブリーの冒険譚。公式サイトには「強烈なイマジネーションあふれる、不思議なSF青春ストーリー」とあります。

トレーラーを見る限り、いろんな種類の画像がミックスされているようです。ノスタルジックな色合いの画像もあれば、アニメーションもある、といった感じ。通してみるとどんな感じなのか観てみたいです。タイトルはどう絡んでくるのでしょうね。

猫は逃げた(3月18日公開予定)

2021年製作/109分/R15+/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:今泉力哉
脚本:城定秀夫、今泉力哉
エグゼクティブプロデューサー:佐藤現
プロデューサー:久保和明
出演:山本奈衣瑠、毎熊克哉、手島実優、井之脇海、伊藤俊介、中村久美、芹澤興人
公式サイト:https://www.lr15-movie.com/nekowanigeta/

2月公開の『愛なのに』は城定秀夫さんが監督、今泉力哉さんが脚本でしたが、本作はそれが逆になっています。

本作は今泉力哉監督の前作『街の上で』よりはぐっとはっきりしたストーリーがあるようですが、どのように見せてくれるでしょうか。離婚直前の夫婦とそれぞれの恋人、という4人の組み合わせは面白そうです。

THE BATMAN ザ・バットマン(3月11日公開予定)

2022年製作/アメリカ
原題:The Batman
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:マット・リーブス
製作:マット・リーブス、ディラン・クラーク
脚本:マット・リーブス、マットソン・トムリン、ピーター・クレイグ
出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラビッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライト
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/thebatman-movie/

ヒーローものってほとんど見ないのですが、バットマンはその昔、ティム・バートン監督作を観ています。ジャック・ニコルソンがジョーカーでした。もはやブルースのガラス張りの部屋から見えるでっかい月しか憶えていないのですけれども。あの時はプリンスが音楽を担当する予定でしたが、結局挿入歌だけになったのでした。

ダークヒーローというか、天真爛漫なヒーローより、ちょっと影があるようなのが好きなんですね、ヒーローに限らず全般的に。本作はヒーローものというより、ノワールアクションとして観てみたいと思っています。

* * *

3月も何本観られるかはわかりません。でもできるだけ全部観たいです。これは毎月思っているんですけれども、都合がつかなかったり、なぜかリスト外のものを突発的に観てしまったりと、なかなか予定通りには行かないものですね。

それではみなさま、よいご鑑賞を。


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