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才能がない

こんにちは!
アスペルガー症候群のSoraです。

私には才能が全くありません。
例えば仕事。

一般就労はフルタイムで働いたことは1回だけ。
正社員すらなったことないただのパート。
病気になってから(6年前)連続勤務年数3か月。
(一般就労での)

これだけ聞くと
「働く気ないの?」
そう思いますよね?

私も客観的にみると働く気がない人に見えます(笑)

しかし本人は働きたい意思はおそらく誰よりもあります!!
気持ちと体と障害が複雑に絡み合い
歯がゆい思いをしてきました。

私は考えました。
考えて
考えて・・・・。

「なぜ体調コントロールできないのだろう」
「体調いい人なんてこの世で何人いるのだ?」
「嫌いなものは嫌いという特性どう向き合えばいい」

数年間就職と退職を繰り返しながら私は考え抜きました。

出した結論
「私は働く才能がないのだ!!!!」

ある意味開き直りの発想の転換をしました。
働く才能がないのなら他に才能がないものか。
私はまた考えました。

しかし
いくら考えても私が得意なものはありませんでした。

料理ができても人に提供できるほどの腕前ではない。
(極めたいとも思わない)


ハンドメイド(レジン)作成するが趣味程度で
販売しようという気にはなれなかった。

趣味で「踊ってみた」をやっていて
現在1番これに力を注いでいるが
動画投稿しても再生数上がらず
イベントに出ても他の演者さんと比較して人気もない。

そこで気が付いた。

「私は本当に才能がない」

努力するのも中途半端
生きる上で一番必要な働く才能もない
私には才能がない。

この事実に気が付いたとき私はすごく落ち込んだ。
ただ努力すればいいだけなのだが
何においてもそこまでの興味を惹かれない。
踊ってみたは楽しいが練習しても実力が伴わない。

それでも踊ってみたが好きな私は
イベントを企画している。
一般人が企画するライブだ。

私は初めて主催を務めることになり
右も左もわからない。

ただ私は活動しているうち1度は
主催を経験しよう、
普段出演者として出させて頂いているから
主催の大変さありがたさを経験しよう。

そう思い私は立ち上がった。

初めての主催の上
アスペルガー症候群とい障害を抱えながらの
イベント企画。
たくさんの人に連絡を取り
タイムテーブルを決め
フライヤーの作成
その他もろもろの業務。

最初は一人でやっていた。

しかし私は躓いた。
タイムテーブルでだ。

私は時間計算が苦手なうえ
人の気持ちはうまくはくみ取れない。

イベントオープンからの時間に
というよりか
リハ時間に躓いてしまったのだ。

歌う人はマイク調整などいるらしいが
私は音源にトラブルがなければ
ステージの広さの確認ができればいい。

私のリハにかかる時間は
余裕があるときは時間いっぱい使わせていただくが
時間が間に合わないといわれた時最悪音源トラブルがないかの
確認だけで終わってしまう。

今回私の主催のイベントはリハに使う時間があまりなかった。
なのでリハ時間は5分でいいかと聞いていた。

すると仲良くしていた人から
「それは短い!」
との指摘をいただきその後も
何も言わずに一緒にタイムテーブルを考えてくれた。

また他の演者さんからは
私がせっかく主催するのだから
好きな曲やるよリクエスト言ってね。
と言ってくれた。

確かに私は才能がない。

能力もない。

ただ
今回主催イベントを務めることにより
才能がなくても
能力がなくても
私と一緒にいてくれる人がいる。
これに気が付いた。

これに気が付けたのはとても大きいだろう。
そして
どんなに才能があっても
どんなに能力があっても
周りに人がいないと虚しい人生なのではないか。

現在私は就労継続支援事業所で
利用者として働いている。

私の障害に理解があるところで働いて
体調が悪い時は無理しないで休み働く練習をしている。

働く才能なくとも
練習は少しずつやっていこう。

そして
周りの人に感謝して日々を過ごそう。

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