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おすすめの音楽を紹介する 2021年9月#1

 こんにちは!Luです。普段は主にボカロPとしてYouTubeやニコニコ動画で活動しています。

 私が普段聴いている音楽や昔から好きな音楽を毎週更新のApple Musicプレイリストにまとめて公開しているのですが、この度noteにて、プレイリストの中から数曲ピックアップして紹介する連載をはじめます。この記事にはできるかぎりYouTubeのリンクを貼るようにしているので、紹介した楽曲はApple Musicに入っていない方も聴くことができます。


 先週のプレイリストでは新旧国内外のシティ・ポップやFuture Funkを紹介しました。今週はその中で紹介したPhum ViphuritやGinger Rootから広げて、アジアを中心に勢いを見せる2010s~のインディー・ポップから20曲を選びました。今回はその中から4曲を紹介します。

Lover Boy/Phum Viphurit

 まず紹介するのはタイのシンガーソングライターPhum Viphurit。彼の楽曲はまさにこのMVのような夏の夕方の海を想起させる、心地良い雰囲気が漂っています。インディーポップの中でもネオソウルをはじめR&Bの影響が強く、彼以外のバンドメンバーも総じて演奏能力が高いので表現力豊かなプレイングが楽しめます。彼は長くニュージーランドにいたこともあって歌詞やメディアでは基本的に英語を用いており、タイ国内のみならず世界各地からリスナーを獲得しています。山下達郎などのいわゆるシティポップに雰囲気が近いこともあり、日本のリスナーも馴染みやすい音楽だと思います。

You So (Youth Soul) / I mean us

 こちらは台湾のドリームポップバンドI mean usの楽曲です。透明感がある爽やかでドリーミーな音楽ですが、ドリームポップバンドではそれほど多くないキーボーディストがいるためより個性的なサウンドになっています。また、この楽曲が収録されているアルバム「OST」は美しく爽やかな楽曲が収録されているのですが、その後のリリースでは「E.D.E.N.」という攻めた楽曲もリリースしており、今後の活動も楽しみです。

Diving Woman / Japanese Breakfast

 Japanese Breakfastはミシェル・ザウナ―が率いるプロジェクトです。ドリームポップバンドですが、先程のI mean usとは違いもう少しダークで冷たい楽曲が多く、特にこの曲ではRIDEの影響を感じます。彼女は韓国系アメリカ人で日本と直接的な深い関係はないのですが、エキゾチックな響きが気に入ってこの名前を付けたそうです。映像監督や文筆家といったマルチな活動やアジア系アメリカ人としてのアイデンティティと向き合う表現で注目を集めています。

Noa Mal / I Forgot How To Walk In Public

 最後はフィリピンのシンガーソングライターNoa Malの楽曲です。オルタナティブロックからの影響が強いですが、ボーカルラインにはポップさを持ち合わせていて、ブリットポップからの影響もほのかに感じられます。ノイジーで泥臭い荒削りな演奏や気怠げな歌がどこか心地いいサウンドです。アンテナ感度が高いインディーレーベルはかなり話題にしており日本でもハードで音源を入手することができるようですが、YouTubeの再生数を見ると大変少なく、個人的にはぜひ多くの音楽好きに聴かれてほしいと思っています。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。来週になると更新されてしまいますが、他にも良い楽曲がたくさんあるのでプレイリストのほうもぜひ聴いてみてください。

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