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タイのバンドを聴いてみようよ

 タイのミュージシャンと聴いて思い浮かぶのは誰でしょうか。少なくとも音楽について、日本人にはなかなか馴染みのない国だと思います。しかしながら、タイのインディーシーンはお洒落で日本とゆかりのあるアーティストが多く、一部の音楽ファンから注目を集めています。今回はタイ発のアーティストの中から、私が特に推しているバンドをいくつか紹介していきます。

Phum Viphurit

 海外からの支持を得ているアーティストとして、やはりPhum Viphuritは外せない存在です。このLover Boyという曲は非常に注目を集め、YouTubeでの再生回数は8800万回にのぼります。透明感のあるギターサウンドとファンキーなベースライン、ネオソウル的なコード感がクールな、夏の夜に聴きたくなるシティポップです。

 最近はリリースが少なくなっていますが、Instagramをみているとライブなどの活動は続けているようで、私が今最も新譜を期待するアーティストでもあります。

YONLAPA

 YONLAPAはタイ第二の都市、チェンマイ出身のバンドです。コーラスの効いたギターが耳に残る、お洒落でありながら素朴さもあわせもつサウンドが心地よくて何度もリピートしてしまいます。MVではしゃぐ彼らの姿とは裏腹に歌詞はどの曲も内省的で深夜に聴くと沁みます。ぜひ検索して聴いてみてください。

 実はYONLAPA、8月後半から9月の頭に初の来日公演が決まっています。私も東京公演のチケットを取ったので今から楽しみです。

Numcha

 日本語の字幕から一瞬日本のバンドかと思ってしまいそうですが、NumchaはタイのSSWです。まだリリースしている曲数が少ないですが、ゆったりした曲が多くじっくり聴き入りたいアーティストです。「keep cold」は日本語の字幕もついているので、今回紹介する中ではもっともとっつきやすいアーティストではないでしょうか。

Seal Pillow

 Seal Pillowは今回紹介する中では唯一、タイ語の曲が多いアーティストです。しかしながら、MVやジャケットに日本の風景を使っていたり、Yogee New Wavesがタイ公演を行った際にオープニングアクトをつとめるなど日本とも縁が深いバンドです。私はタイ語がわからないので歌詞についてはなんとも言えませんが、シティポップのような垢抜けた音楽が多い中では素朴で安心感のある音楽に聴こえます。

 今回は私のおすすめの4アーティストを紹介してきました。タイのインディーシーンはネオアコやシティポップと形容されるようなお洒落で透明感のある、落ち着いて聴きたい音楽がたくさんあります。ぜひこれを機会に好みのアーティストを探してみてはいかがでしょうか。

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