近況(この1ヶ月の話)

最近あったラッキーなことは、ワイヤレスイヤホンを人生で初めて失くして傷心してたけど、ショックを引きずらないように仕事に集中できたし、全く同じ型番・色のイヤホンを買えて、しかもクーポンも使えたこと。

そして、結論から言うと、新しく始めたバイトは続いています。


少しずつ、過去のことにとらわれすぎないような脳の構造になりつつある気がします。

と、書きたかったのですが、下書きを温めている間にやっぱりとらわれていることに気づいたので、少し変えて「私がとらわれていること」について書きます。

まず、「忘れたい!」と思うような出来事に100%の力を使ってとらわれなくなったこともあるのは事実。

全てを覚えていない、あまり引きずらず、程よく忘れられている自分が嬉しいです。

そんなことをウジウジ考える暇もないくらい仕事ができているってことなのかもしれない。

確かに、疲れに加えて、覚えなきゃいけないことの優先順位が高く、脳のリソースの多くを占めています。

やっぱり、今までは脳がお暇だったってことか。


そして、やっぱり過去にとらわれていると気づいたのは、新しく始めたバイトでの出来事です。

分かりにくいと思いますが、気づいてからの自分の中での考えの変遷をおおまかに箇条書きにしてみます。

・トラウマが蘇るような接し方をされると、心の中で「うわぁー!」ってなって泣きそうになる。頑張って堪えてる。

・絶対、怯えた声で返事した自覚ある。

・人間不信だった小学生のころのことを思い出して、大人が怖い。

・粗探しをされているような気分。

・指摘されるとなぜ辛くなるのか。それは痛いところを突かれたから。

・自分でも「本当はここはこうしたほうが尚良し」なことは分かっているから。だからこそ指摘されたときに傷ついちゃう。

・だから自分が傷つかないように人の顔色を窺い、先回りして行動する。

・特に目上の人に対して顔色窺い続ける人生なんだな。

・無理に好かれようとしない。私の人生の重要人物としては相手にしない。でも失礼はないようにしよう。

・利益の面から考えても、そうやって指摘されるくらいなら、ベターな行動をとった方が生産性が上がるから、その方がいいのも分かってる。

・でもまだ慣れてなくて、次々に物事をこなすことに頭がいって、今はまだ一つひとつの行動をより良いものにすることが難しいから優しくしてよ。

・優しく指摘しているつもりなのかもしれないけど、私にしか分からない辛い経験が蘇るのよ。

・まあ、あなたたちには分からないでしょうから。しょうがないことだけど。

・私の中の悪魔「じゃあ指摘されるのが嫌なら、1人で仕事ができるような資格でも取ってそっちの選択をしなさいよ」

などと、ぐるぐる考えながら、心臓が強く握りつぶされそうな感覚にもなりながらですが、信頼できると思える人たちもいるので、その人たちのおかげで今のところ続けられています。


そして、ここまで考えてハッとなったことがあります。

「私がトラウマだと思っていることは、全部が自分の経験ではなく、一部はフィクションの世界や自分からは遠い場所で起きた出来事なのでは?

今までに観てきたドラマ・映画・アニメ、見聞きしてきたニュースやいろんな人たちの経験談などを、自分のこととして全力で受け取ってしまった結果、今回のように社会の中で頑張ろうとしている私の足を引っ張っている可能性ある?

存在しない記憶で不安になることがよくあるのですが、その現象のひとつなのでしょうか。

この現象に医学的な名前があるのでしょうか。

とりあえず、自分がいかに感受性が豊かな人間かってことは改めて分かりました。


トラウマは経験で乗り越える。


専門家もそう言いますが、これは本当にそう。

初めはきつくてしかたなかったプランクを、時間を少しずつ伸ばしていったらいつの間にか、開始時には信じられない長さの時間できるようになったように。

今はセルフコントロール不可なくらい大きな塊のトラウマを、いつかはピンセットですらつまめないくらいに小さくしていくために、少しずつ、時間をかけてでも経験を重ねて慣らしていくしかない。

そして、

バカのふりして質問する。


真面目且つどちゃくそ繊細な人間なので、バカのふりがとっても重要だと思わされます。

上手くいかなくても、バカのふりして「そういうことなんですね~」と言う。

そして何よりも、

小さなことでも挨拶と感謝を忘れない。


1人でこれらの考えに行きつけたことを「強くなっている」と表現したいです。

今回のようなことがあるから、やっぱり居場所はいっぱいあった方がいい。


とらわれる、に関していうと、昔の私はこの人生できっと整えられた歩きやすい道を歩む生き方をするのだろう、と思っていました。

しかし現実はそうもいかず、思い悩みながらここまで生きてきました。

だんだんといろんな生き方・稼ぎ方・貢献のしかたがあることを知り、「私はいわゆる普通の生き方をしていたとして幸せになれていたのか?」「学業とバイトの掛け持ちをしている今の生き方も悪いもんではないのでは」と思えるようになってきました。

気が向いたら、また新しい挑戦をすればいい。

まあでも、1つのことにとらわれて生きる必要はないのは分かっていても、私は性格上、慣れた環境にいたいのでそれをしたくてもなかなかできないんですよね。今の環境に踏み出すのにも相当な勇気が必要だったし。



この1ヶ月で感じていることは、以前なら、自分から話しかけるなんてこともほとんどできなかったこの私が、少しずつそれもできるようになってるし、そもそもきちんとこなせていること自体が本当にすごいことだということ。

傍から見たら造作もないことかもしれないけど、私にとっては快挙です。

今は業務にさらに慣れるために、タイムアタック挑戦中。


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