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バリューグラフ#08 家電のカタログ

2023年からの新たな取り組みとして、私の好きなバリューグラフを、毎週1個つくってみたいと思います。
今回は一人で作成しますが、本当は複数人で作ったほうが良いものができます。

バリューグラフについては下記を参照してください。

今回作成したバリューグラフはこちら。

バリューグラフ#08 家電のカタログ

以下に、バリューグラフを見ながら、つらつらと思ったことを書いていきます。

今回は家電のカタログを例にしました。最近はネットで買うことも増えて、カタログを手にとる機会は減ったかもしれません。
昔は、町の電気屋さんで、店主に相談して機能を知ったり、家電量販店が普及してからは店頭で店員さんに説明してもらったり。このようなシーンでは各メーカーのカタログが重要で、いくつもカタログをもらってきて比較しながら検討したものです。

個人的には、人に話を聞いてしまうと、断りにくくなるので、まだ悩んでいる段階ではあまり話しかけてほしくないんですよね。売る側からすれば、話しかけることによって買ってもらう可能性は上がるので、話しかけたいところ。店員さんに話しかけられたくはないけどカタログは欲しいから、歩きながらカタログだけもらっていく、ということもありました。

カタログは、基本的には製品のアピールポイントを全面に出します。なので、他社に負けている点は載せたくない。複数の製品を比較するときは、この点も考慮しながら吟味し、自分なりの判断をした上で何を買うかを決める。このようなプロセスを助けるためのものです。

ただ、タイムパフォーマンスを重視するなら、この作業はいまいちかも。なので、すでに比較しているサイトを参考にしたり、比較動画を視聴したりして、自分で判断する前段階の情報整理プロセスを減らすのが今の常識かも。

そう考えると、あれもできます、これもできます、というカタログは、情報過多でそもそも今のニーズに合致しない。機能を比較したければそういうサイトはいくらでも見つかる。じゃあカタログでは何を訴えるべきか?

こう考えると、カタログの役割って、①比較サイトを見てもらうための入り口のとしてのインプットか、②比較サイトを見たあと、購入前に一度実物を見るときのインプットか、ということになります。

①の場合、まず手に取ってもらうことが重要。販促品の一種としての扱い。バリューグラフの一番右側のラインでしょうか。
②の場合、製品のポジショニングに基づく一点突破。比較サイトですでに特長を把握した上でなので、自分の判断とメーカーの主張が一致していることを確認するツールとして。”自分で納得”してもらうための一押し。

いかがでしたでしょうか?
他にも、作って欲しいバリューグラフのリクエストがあれば、ぜひコメント下さい!

※バリューグラフを使った、さらなるアイデア発想については下記を参照ください。

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