【2021年総括】#2 昔付き合っていた人が結婚①

恋愛コラム。

念のため、セルフプライバシー設定をかけながら、一部濁して書いていくことにする。

結果として、この出来事は、1ヶ月ほど僕のこころを荒むこととなった。
下腹部からヒュンッという感覚が喉を突き刺すのだ。こいつが顔を出す度に、いかなる場合においても僕の心は部屋の隅に追いやられるのだった。

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恋の力はすごい。アインシュタインも言っていたが、とても大きな力だ。気になる人は、"愛は神なり"で調べてみると良い。


「会社なら誰が可愛いと思う?」

良くある会話のネタだが、この手の話題が上がった時には、だれか1人は彼女の名を上げる位、彼女は人気者だった。
そんなわけで、僕も存在自体は知っていたが、喋ったことは1度も無かった。

28歳秋。
きっかけは同世代を集めた会社の飲み会だった。渋谷にある大人しめの居酒屋で僕と彼女は初めて会話をすることになる。

飲み会が終わるころには、半分心を持っていかれていたのかもしれない。
爽やかで人当たりが良く、まさに太陽みたいな娘。彼女は、人を強烈に惹きつける、まぶしさを持っていた。

飲み会がお開きになった頃には寂しさを感じていた。2次会を含め、結局1時過ぎまで飲んでいたので、方面が一緒だった僕と彼女は一緒のタクシーに乗ることになった。


思い返せば、社会人のファーストキャリアは、メディアを運営している会社での新規営業だった。飲食店に飛び込み、断られては飛び込み……。時には包丁を向けられたこともあった。つらい思いをしながらも、営業のイロハを学んだつもりだ。そして、その集大成は、タクシーの中で完成することとなった。

気が付けば、彼女と2人、僕の家で3次会を行っていた。
しかし、いざ意識してしまうと、何も話せなくなってしまい、3次会は、それはそれは盛り上がらなかった。下心で飲みにさそって、話が面白くないのは犯罪だ。

気が付けば七畳一間の空間は、息が詰まるような重苦しさで支配されていた。
これはマズい…これはマズい…

お酒を飲みながら、高速でPDCAを回す。しかし、修正など到底不可なのだ。これが乗り越えられている男なら、もう少し営業成績は良かったのだろう。
終始つまらない男に成り下がってしまった僕は、"男梅"という良く分からない酒をチムチムとつまみ、頻繁頷く、まさにオウム君、オウム男となってしまった。

その後のことは良く覚えていない。
多分なんとなくエッチな話になったのだろう。おっぱいを吸って寝た記憶だけが、確かに残っている。
翌日起きたら、彼女は居なく、お礼のメッセがスマホに入っていた。

一喜一憂とはまさにことのことだ。
心に少しのまぶしさを捕獲した僕は、お酒が強く残っている身体とは裏腹、軽い足取りで会社に向かうのだった。
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続きは隙間時間でつらつら書いていこうと思う。


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