見出し画像

イータリー銀座のミールキット「スパゲティ・アル・ポモドーロ」。美味しい、だけど。。

先日イータリー銀座のプレオープンイベントにご招待頂き、その時のお土産にミールキットが入っていた。

人生で初めてミールキットなるものを食べたが、その感想を徒然なるままに。

色んな人の意見も聞いてみたい。

イータリーのミールキット「スパゲティ・ポモドーロ」の内容

画像1

・パスタ‥グラニャーノのスパゲティ
 ※小麦の香りをしっかり味わえる私好みのグラニャーノ産のパスタ

・ソース‥シンプルなポモドーロソース

・チーズ‥パルミジャーノ・レッジャーノ26ヶ月
 これだけ食べてもおいしい

シンプル好みの私は、スパゲティ・アル・ポモドーロが大好きなので、役者は揃った感じではないですか〜!

作ってみました

パスタ茹でて、ソースと和えます。

シンプルな故にパスタの茹で方は重要。ここでは割愛。

画像2

最大のポイントは、乳化でしょう。

しっかりパスタに絡ませます。

完成!

画像4

ちなみに、私はチーズはソースに練り込むよりも後からかける派。

なぜならば、まずはシンプルなトマト・パスタを味わいたいから。

たっぷりと26ヶ月パルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして〜

画像3

Buon appetito!

感想と徒然

味は、美味しい。15分で作れるのも便利。

けれど、なんというか、感動がないのだ〜

ポモドーロ・ソースは、やっぱりトマトをグツグツ煮込む所が良いんじゃん!

良い匂いがしてきて、美味しく出来るかな〜と期待しながら、塩加減を調整して、気分によって生のバジルを一緒に煮込んで、冷蔵庫の余り物入れてみたらどうかな、とかとか、

完成への期待感とか、即興的な創造性が、料理を楽しくする。

しかし、ミールキットは、それをすっかり奪ってしまう。

だから、ミールキットはどこまで進化してどこまで美味しいものでも、料理にはなれないのだと思った。

予定調和的に、食べるものを作る。予想通りの食べものが出来た。そこに、少なくとも私は、全く面白みを感じなかった。

ということで、イータリー行くなら、ミールキットではなく、食材を買うべきだと思う(笑)初めて出会う食材は、いつだって料理の幅を広げてくれるものですね。

しかし、スローフードに近しいイータリーがミールキットをやるのは、やや大衆迎合的であり、だからこそイータリーがここまで大きくなったのかもしれないが、やはり本来のポジショニング(食を愛する人のための食材店)からはズレるのでは?。

また、今回は、スパゲティ・アル・ポモドーロだったから、相手が悪かった。

なぜなら、私が最も愛するパスタの一つで、最も得意なパスタだったから。おまけに、先週、母が古民家で育てたサンマルツァーノで本物の「スパゲティ・アル・ポモドーロ」を作って感動していたから。

だから、例えば、これがタイ料理のパッタイだったら、話が違っていたかも。そういう意味で、イタリア料理に馴染みのない人には良いかもしれない。

それでも、料理を愛する人には、ちと物足りないか。

というわけで、

・ミールキットは物足りない

・プレオープンに招待する人にはミールキットを渡してはならない

という徒然でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?