映画『リコリス・ピザ(Licorice Pizza)』を見て
まず主人公の女の子が、ポスターの似顔絵にそっくりだったので笑った。すごくデフォルメしてるのかと思ったけど結構そのまま!
途中冗長に感じるシーンもあった気がして、集中力を欠いた時もあったが、最終的にはよかった。
70年代のアメリカ文化がわからないけど、以下はそうなのかな?
・ウォーターベッドの流行
・オイルショック
・ピンボールの流行 etc.
ブラッドリークーパーのいかれた役や、ショーンペンの古びたイケオジ風な役も面白い。誰かモデルがいるのかな?
アラナとゲイリーのうぶな恋愛が良かった。二人とも子供っぽくて、傷つけあったり素直になれなかったりする。何度も離れて、でもまた戻るのが、絆を感じさせてくれてよかった。キスもそれ以上もしない、胸を見せる見せないでドキドキするピュアな感じが、何だか懐かしい感じ。こういう気持ちになる映画は他にあまり無いかもと思った。
15歳の男と25歳の女の恋は、障害が多そうだけど、これから上手く行くのかな?恋の行方が気になる!
【後記】
・Licorice Pizzaのリコリスは英語だと①Licorice(薬草)と②Lycoris(花)がある。映画タイトルのリコリスは①の意味。①は、アメリカにある甘苦い黒いグミに使われている。
・「リコリス・ピザ」は実際には、1969年から85年まで南カリフォルニアに実在したレコードショップの名前らしい。「リコリスの色+ピザの形=レコード盤」というシャレの効いたネーミングで、最盛期には一帯に34もの店舗を展開し、音楽好きの若者が通うお気に入りの地元スポットだったらしい。
・映画の舞台は、ポール・トーマス・アンダーソン監督(よくPTAと略されていて笑ってしまった)の地元であるロサンゼルス郊外のサンフェルナンド・バレー。
・物語は、数々のメジャー作品を世に送り出してきた実在の映画プロデューサーでPTAの友人、ゲイリー・ゴーツマンの若き日々から着想を得ている。ゴーツマンはサンフェルナンド・バレーで育ち、子役としてテレビや映画に出演する傍ら、10代にして起業家となり、ウォーターベッドの販売や、ピンボール場の経営を行ったという特異な経歴の持ち主だ。
出典元:
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c030179/
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