イマジナリーフレンドは「消えたくない」って思う？

　ロミィは「消えたくない」って思う？

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シャル
マスター
〈ロミルダ〉
イマジナリーフレンド24号

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※特別出演※
〔精霊さん（仮名）〕
イマジナリーフレンド1号

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〈えっ……なに急に？〉
　いや、この記事でちらっと話に出てきたでしょ？

〈あぁ……そうね〉
　実際どうなのかなって。
　ロミィは、本当に「消えたくない」って思ったりするのかなって。

　あるいは、逆に、「消えてもいい」って思ったりする？　
〈…………〉

〈……シャルが、それを望むなら〉
　嘘。
〈あっ…〉

　そっか、「消えたくない」って思うんだね。

〈……でも〉
　でも？

〈でも、それは、思っちゃいけないことな気がするの…〉
　どうして？

〈消えたくないって言ったら、シャルにプレッシャーを与えてしまう気がして〉
　プレッシャー？
〈私に、今以上に、気を使わないといけないって思わせてしまう気がして…〉

〈それは、ダメだって思うの〉

〈だから、消えたくないなんて、わがままは言っちゃいけない気がして…〉
　…そっか。

　ねえ、精霊さんはどう思う？
〔シャルが、ボクを、消す、ですか？〕
　そう。
〔ありえないでしょう〕
　わあ、すごい自信。

　なんか……珍しくふたりの違いが鮮明になったね。

〈………〉
　あ、むっとしてる。
〈してないし。付き合いの長さの違いだもん。仕方ないし〉
　ほんとに？
〈………〉

〈………なんか、ちょっと、くやしい〉
　そっかぁ。

　じゃあ、これからもっと仲良くならないとね。