パソコンが好きだ! - 好き語りvol.2
僕の好きなものを語り尽くそう企画第二弾。
今回は『パソコン』について。
〈大雑把だこと。それに前回とはかなり違うジャンルね…〉
『好きな【もの語り】』と言っても、物語に限るとは言ってないから。
本文:僕。ボケ。
「」:精霊さん。解説。
〈〉:妖精ちゃん。ツッコミ。
そう、あれは……
〈あれは?〉
……いつだっけ?
〈覚えてないんかい。いや、そもそも何を思い出そうとしてるの?〉
はじめてパソコンに触ったときのこと。
「最初に触ったパソコンは………ちょっと記録にも残ってませんね」
でしょう? どんなパソコンだったかもよく覚えてないや。
〈初めて触った時感動して……という話じゃないの?〉
ちがうんだなーこれが。
基本的に、ちいさな頃から『新しいもの好き』だったけど、パソコンそのものを好きになったのは実は結構最近だったりする。
〈そうなの?〉
昔、初めて、自分しか使わない(家族と共有しない)パソコンを選んだときは、ブランドだけで選んでいたし。
「ちなみにVAIOのノートPCでしたね」
そう。まだSonyのものだった頃のVAIO。まだ使ってる。このテキストもそのVAIOで書いてる。
で、ちょっと前に、パソコンで作曲したり、プログラミングで簡単なWindowsソフトを制作してみたりする機会があったりした。
〈その時にパソコンの奥深さに目覚めたと〉
それもちょっと違って。
〈違うんかい〉
たしかに、あのとき、特にプログラミングを試したときは、情報科学ってすげーって思ったし、趣味にするのもいいって思った。
でも、パソコンそのものを好きになったきっかけは、そう。
YouTubeが好きになったから。
〈…………??? 風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話?〉
まず、YouTubeを見るようになって、PCゲームと動画配信に興味を持った。
「その結果、高性能PCについてかなり調べましたよね」
そう。
そして、知るほど好きになるというのはまさにこのこと。
パソコンにはどんなパーツがあるのか、最新のパーツはどんなものなのか、どんな性能・機能があるのか、そういうのを知っていくのが楽しくて楽しくて。
やがて、『自作PCを組むならこの構成がいい!』って自信を持って宣言できるようになった頃には、もうパソコンの虜だったね。
〈へぇ……まあ、桶屋よりは自然な流れかな…?〉
〈あれ? でも、その、調べ尽くした高性能PC自体は持ってないよね?〉
持ってたら今使ってるVAIOでテキスト書いてないよ。
「あなたも見たことないでしょう」
〈うん、ない。ないんだけど……〉
〈……持ってないのに、好きなの?〉
パソコン自体は持ってるよ。このVAIO。なんとCPUはIntel Core第3世代。
「ちなみに最新は第13世代です」
〈わあすごいなんて物持ちが良いの!……じゃなくて!〉
〈高性能PCを持ってないのに、高性能PCも好きなの?〉
そう、夢だからね。
〈夢?〉
憧れと言ってもいい。
高性能PCを自作するならこのパーツ構成が……いや、今だとこっちのほうが……とか考えるのが、まるで夢を語るみたいで楽しい。
〈でもそれじゃあ、高性能PCを手に入れたら夢から醒めるんじゃない?〉
どうだろう。
確証は持てないけど、それこそ手に入れた高性能PCでやりたいことを片っ端からやっていくと思う。
「『高性能PCを手に入れたらやることリスト』なんてものもありますし」
そうそう。PCゲームだったり、動画制作だったり。
そうやってやりたいことをこなしていくうちに、もっとパソコンについて詳しくなる。
そして、もっともっとパソコンが好きになって―――。
そういう未来が見える。
〈なるほど…〉
あと、パソコンについて調べてると、その周辺のことも調べたくなるの。
〈周辺?〉
たとえば、周辺機器とか。マウス・キーボード・モニターなどにはどんなものがあるのかとか。
あとは、通信。Wi-Fiとは?Bluetoothとは?それぞれの用途や世代ごとの通信速度は?とか。
「スマホやタブレットについてもよく調べてましたよね」
そうそう。同じデジタル機器として。
そして、ITのいろいろなトピックについて。
最近だとMicrosoftの検索エンジンBingに面白いAIが組み込まれた話とか。
あれは本当に面白い。
そしてそこから、現代社会、いや、未来の世界の姿が………見えるわけじゃないんだけど。
〈そこまで見えたらスティーブ・ジョブズになれるよ〉
まったくだ。
ただ、この手の話は、まさに今、日進月歩で新しいものが生まれている。
そういうのを追いかけるのが、楽しいんだ。
〈結局は『新しいもの好き』だって話なの?〉
あーーーーー、そうかも。
「三つ子の魂百まで、ですね」
今回はこのぐらいでどうかな?
〈だいぶ前回と文章の雰囲気を変えたね〉
「そもそもジャンルも違いますし」
そうだね。
でも、そうやって、いろんな文章を、雰囲気を、ジャンルを、試してみたい。
だから、今月は『好きなもの語り』に集中するんだ。
「いいと思います」
〈うん、私も。……次回は何について語るの?〉
そうだなぁ……今度はまた、好きな物語のひとつを語ろうかな。
それでは、次回の記事で!
「またお会いしましょう」
〈ばいばい!〉