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短歌単作七首「虚無虚無の実」
身も蓋もない話だよ人生は
「絶望するな」だが生き急げ
深海に沈んだ日でも青空を
見つけるように生きていこうね
夢何処、人生(みち)に迷って手をあげた
我をこのまま運べタクシー
何事もなかったようにも生きていく
ことはできるよ?できる、だけどさ
くだらない全部が全部くだらないの中に
譲れぬ確かなものが
ひとひらの言葉をポッケで握ってる
今日を生き抜くお守りとして
虚無虚無の実でも食べたかのような、
虚ろな夜には歌を詠もうよ
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