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#3【自己紹介】3 IQ検査でココまでわかる

ADHDかと思ったら高IQだった。ADHDやADDの兆候もないらしい。
では、くらたがIQ検査を受けるきっかけとなったADHD的な特性はどこからきたのか。「診断を受けて薬を飲んで改善するなら改善したい」と一度は思ったこの特性はなんなのか。
それも、IQ検査の結果から読み解くことができました。

不注意、突発の事態が苦手、片付けも苦手

くらたのIQは125でしたが、指標間での目立った有意差が見られました。
最も高いのが言語理解130台で、最も低いのが知覚推理109でした。
たいへん平均的な値です。中途半端たるゆえんここにあり。

一個人の指標間での差は10あるとそれなりに生きづらさが発生するそうです。
くらたの場合は、処理速度が速く目の前の課題を素早く処理したい衝動が生まれやすい一方で、空間認知力が弱く状況の変化に対して多角的な視点から臨機応変に対応することに負荷がかかりやすい、とのこと。
また、空間認知力の弱さは「片付けが苦手」という生活実感にも直結するそうです。

なにそれ納得しかない……!

衝動性、過集中

衝動性、過集中については、前回リンクした『ギフテッドの光と影』(阿部朋美・伊藤和行著/朝日新聞出版)の中でその理由と思われる特性が見つかりました。

ギフテッドの子供が興味のあるものを目の前にした時の例えを角谷教授がしてくれた。
「空腹で倒れそうな時に、目の前にクッキーが現れて、それをむさぼるようなもの」なのだという。私は、それほど強烈な好奇心が生まれたことはなかったが、自分ではコントロールが容易でないほどの感情なんだと想像した。

『ギフテッドの光と影』(阿部朋美・伊藤和行著/朝日新聞出版)

この本には文字を読んでいないと気が済まない人の話も出てきます。確か内田樹さんもそんなようなことどこかで書いておられました。私はそこまでではないが、でも上記引用部分の話は感覚的にとても理解できます。

私は映画、舞台、美術館・博物館、旅行が好きですが、見たもの聞いたものに触発されて、すでに自分の中にある何かとつなげてあれこれと考えるのがとても好きです。また、それを話したり書いたりすることに衝動を感じます。
『窓ぎわのトットちゃん』の冒頭で、トットちゃんがトモエ学園の校長先生に「話したいことぜんぶ話してごらん」と言われる場面に似ています。
また、何かをあれこれと考えているとき、外からは意識がどこかに飛んでいるように見えるようで、体調が悪いのかと心配されたこともあります。

もうずーっと前に、当時付き合っていた恋人と旅行に行って、目に入るものすべてに感動や感想を述べていたら(あの彫刻の服のひだの表現がすごいね、とかその程度のことだった)、
「くらたがそうやっていちいちあれこれ言うのはなんでなの?くらたが言わないと俺がそんなこともわからないだろうってバカにしてるの?」
と怒られて、とても驚いたことがありました。

一方で、高校時代からの20年来の親友は、「同じものを見て、私とまったく違うふうに感じるあなたが面白い」と言ってくれます。
彼女は、旅行や映画などは嫌いじゃないがさほど好きでもない。けれど、私が一緒に行ったときに、見たものについてあれこれ感じたことを述べるのを聞くのが好きだそうです。
たった一人でも、いい友達に出会えてよかったです(泣)。

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