NPO法人きっかけ食堂に入りました
昨年6月、NPO法人きっかけ食堂のメンバーになりました。まもなく1年経ちます。あっという間に時が過ぎ、ゆっくりと書き留めることもしないままでした。改めて、経緯等を振り返ってみたいと思います。
きっかけ食堂とは?
きっかけ食堂では、毎月11日に「東北酒場」を開催しています。11日というのは、2011年3月11日、東日本大震災が発生した日にちなんだものです。「東北や震災のことを忘れてほしくない」という思いから、2014年に立命館大学の学生3名が立ち上げました。今年で9周年(10年目)を迎えました。2020年に法人化し、現在に至ります。
https://kikkake-syokudo.org/about
なぜ、きっかけ食堂に入ったのか?
きっかけ食堂に入る前から、東日本大震災や東北について関心がありました。学生時代には、つながり大作戦という学生団体に所属しており、東日本大震災の風化防止、防災・減災に関わる活動を続けてきました。
毎年3月には、東北へ行くことが一大イベントでした。幸いその機会を得て、主に岩手県や宮城県を訪れ、被災地の状況をこの目で確かめることができました。当時は、震災の記憶が風化しつつあると言われながらも、ハード面での復興が道半ばという状態でした。
大学を卒業し、社会人になってからは、しばらく活動から離れ、東北とかかわる機会が減りました。社会人として一人前になることで精いっぱいだったといえばよいのでしょうか。東日本大震災や東北について考える機会が減っていったように思います。
社会人3年目で、ようやく軌道に乗ってきたような感覚になりました。やっとゆとりが出てきたので、やや手持ち無沙汰になっていたところで、そういえば、と、思い出したかのように、きっかけ食堂のオンラインイベントに参加する機会を得ました。そうこうしているうちに、いつの間にか新歓(オンライン)に出ており、あっという間にメンバーになりました。
メンバーとしての一年を振り返る
お客さんからメンバーになり、最初は右も左もわからなかったというのが正直なところです。それに、昨年は、オンラインイベントからオフラインイベントへの(再)移行期でもあり、全体としてドタバタしていました。そんな中に、ぽっと出・ひよっこメンバーである私が入ってきたものですから、まあまあ迷惑をかけたなあと反省しています。クビにならなくて本当に救われました。
ただ「飲食業をやっている」という意識は持ちすぎないようにしています。東北という地域について、いかに関心を持ってもらえるか」というところに重きを置く過程で、おいしい料理であったり、東北の魅力を紹介するための工夫をしたり、といったことが自ずとできればよいなと思っています。そんな偉そうなこと言っているのですが、まだまだ、研修中です。
「おかげさま」でメンバーを続けられている
いつも温かく見守ってくださるお客さんには本当に感謝しています。プロの料理人には足元も及ばないのですが、私たちが必死になって食堂を開いてきたという過程を見てくださっているというのは、本当に励みになります。また、まだまだ足元のおぼつかない人間を戦力として認めてくれている組織・先輩方・仲間にも、感謝しています。
このような「おかげさま」をもってして、メンバーを続けられています。人間味のあるチーム・場であることは間違いありません。ゆえに、プライベートでも、メンバー同士で遊んだり飲みに行ったりしています。大人になってから、新たな人間関係を形成することができるというのは、実に恵まれています。ありがたや、ありがたや。幸せ者です。
おわりに
「きっかけ食堂に入って1年が経ちました」という記事を見切り発車で書いてしまいましたが、思い立ったが吉日です。思い立ったときに書かないと、明日にはもう何をしようとしたのか思い出せなくなってしまいますから。
来月、6月11日もきっかけ食堂に参加します。普段は京都におりますが、今回は東海(岐阜)に行きます。今後ともご指導・ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。
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