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履き潰して来た靴の数と 同じだけの……

最近リメイクされた『ダイの大冒険』

昔のテレビ放送で流れていたエンディングテーマが好きだった。

「この道わが旅」

哀愁漂う、歌声。幼いながらセンチメンタルな気持ちになったのを覚えている。

歌の中でとっても好きな歌詞がある

履き潰してきた靴の数と
同じだけの夢たち
時には見失って 探して やがて追いつき………

メロディーと相まって最高に泣けてくる部分である

履き潰してきた靴

どれだけあるのだろう?

当時、履き潰してきた靴はまだまだ少なかったけど、それでも考えた。

履き潰した靴は、まさに歩いてきた人生そのものなのだ。

自分が履き潰してきた靴の博物館、自分が死んだ時、あの世に行く前にそんなツアーがあればいいなぁ、なんて本気で思っている。
多分懐かしいさととも靴を見て、少し泣くんだろなぁ。

もっと若かった頃はすごいペースで靴を履き潰してきた。
一足を買って毎日それを履く。

お金がなかったこともあったし、随分靴をそんざいに扱ってきたように思う。ごめん。靴たちよ。

社会人になってしばらく、ようやく靴を大切にし始めた。
ちゃんとした値段の靴を(靴は値段と品質が一致しているように思う)まとめて買って、3〜4足をローテーションして履く。

靴の持ちもずっと良くなった。

6年ぶりに、靴を買った。
同じデザインの靴がまだ手に入った。
新しい靴達と共に、僕の人生の旅はまだまだ続きそうだ。

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