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はじめてのワンコ〜用意するものは?トイレはどうしたら?編

はじめて犬という生物を飼う方へ。
意外にこういった基礎中の基礎的な説明は少なかったりするので、少しでもお役に立てればと思います。

はじめに必要なもの

寿命までお世話をするという覚悟。
特に犬は

しっかり管理していかなきゃならない生物

です。
よく「しつけなんてかわいそう」「人が命令するなんておかしい」という声を聞きますが、そういう問題じゃないんですよね。

違う、そうじゃない

たとえば、鳥を飼うとき、魚を飼うとき、しっかり飼い方を店員さんからレクチャーされると思いますし、自分でも飼い方の本などをよく読むと思います。
その中に「育て方」がありますね。
なるほどこういうときはこうするのね、と学ぶと思いますが、それ、犬も同じなんです。

犬にも適した育て方があります。

「しつけ」以前の「育て方」です。
それでは参ります。

犬を迎え入れる前に準備しておくべき環境

家の中の環境設定です。
魚でいう、水槽のサイズや水槽の中の水草などの配置。
犬でもこれをちゃんとするだけでもう育て方の半分は終わっているほど大事なことです。

これらは、チワワなどの超小型から超大型まで一律です。

①薄暗い犬用の部屋を用意する。

↑こんな感じのドームベッドとか
↓クレートにふかふかクッション入れたりとか

※中にワタが入ってるタイプのクッションは、カバーをかじって穴が空き、そこから根こそぎワタを抜かれること多発です。犬種によってはワタを抜くのが最高に楽しい遊びなので注意しましょう。むしろやっていいならやらせてあげてください。


サイズは
高さ→背中の高さくらい。入れれば多少低くても大丈夫です。逆に高すぎはNG。
長さ→ふせできるちょうどくらい。多少余ってもOKです。

入り口は開いたままでOK。
材質はハードでも布製でもなんでもいいですが、暗ければ暗いほど、外が見えなければ見えないほど犬がリラックスしやすいので、透明素材など外が丸見えなものはダメです。

何個あってもいいので、例えばリビングに2つ、寝室に1つ、など。

場所は、人通りが少ないはじっこ(ドアから遠い位置)に置きます。

イメージです。
写真ではケージになってますが、
ここにドームベッドやクレートだけでも置くとちょうどいい感じです。


②犬の寝る場所は飼い主と同じ部屋

よくリビングにケージをセットするご家庭がありますが、犬は集団生活の生き物です。
ベッドで一緒にとまではしなくていいですが、一緒の部屋で寝てあげてください。

※寝室に①の条件を満たすドームベッドなどを置きます。寝室の入り口から遠いところに置いてあげてください。
押入れがあれば、押入れをまるごと犬の部屋にできたりします。

押入れの中でぐっすりな芝犬さん
押入れは使い勝手がいいのです



③トイレコーナーの場所

人通りが少なく、はじっこで薄暗い場所。

犬は、場所・肉球の感触・匂いでトイレの場所を覚えてくれます。
どれかひとつではなく、フルセットで覚えてもらうと間違いありません。

まず見た目を人のトイレのような「ここぞトイレ!」みたいにわかりやすくします。
感触はトイレシートやトイレトレーのメッシュカバーなど。
匂いはそこの匂いを覚えてくれます。

こういうところがあれば
ここに扉をつければをまるごとトイレコーナーにできます。

広さは、その子がくるくる回れるくらいです。
だいたいですが、
チワワはレギュラーサイズ
トイプードルはワイドサイズ(レギュラー×2)
中型犬はスーパーワイドサイズ(ワイドサイズ×2)
大型犬はスーパーワイドサイズ×2
くらい余裕があると失敗しにくいです。

※子犬だとトイレシートで遊んでしまうので、トイレトレーのメッシュカバー付きにしてください。

⭐︎トイレを覚えてもらうには

最初からいかに失敗させないか
が最重要です。

床にカーペットや畳がある場合は、取り外します。畳の場合はその部屋に入れないようにするか、上にフローリングシートやジョイントマットなど水を弾くものを敷きます。

生後10ヶ月以下の子犬は長時間我慢することができないので、トイレを覚えるまでは犬の行動範囲をサークルなどで制限するか、各部屋にトイレコーナーを設置します。
あまり広い部屋にトイレが一箇所だと、子犬はわからなかったり間に合わなかったりします。

これは個人的な感覚ですが、4畳半くらいの広さまでなら成功してくれます。

こんな感じとか
リビングがあまり大きくなければ
こういうラティスフェンスを使うなど

では、ここぞトイレ!と見た目を作ります。

ベストなサイズのトイレトレーを用意したら、トイレコーナーを決めて配置し、トイレトレーを隙間がないように囲います。
囲うものはケージでもなんでも、扉がついているものです。

こんな感じとか
これに扉をつけます。

※トイレコーナーを寝室とリビング等2箇所以上に用意がおすすめです。
犬によっては早々に寝室のケージ(犬がおねんねする)ケージで排泄をしなくなるので、のちのちとても楽になります。

以降は2箇所設置してるとして説明していきます。

これで準備はOKです!
教えるタイミングは朝がいちばんベスト!!!

飼い主が起床すると犬も間違いなく起きます。
起きなかったら病院へ連れていってください。

バタバタするので、着替えなどしてる猶予はありません。寝間着のまま寝室とは別のトイレコーナーに連れていっておトイレするまで閉じ込めます。

おしっこはすぐすると思いますが、うんちがなかなか出ないかもしれません。10分くらい様子を見てもしなそうだったら出してあげて、1〜2分走らせてからまたトイレコーナーに連れて行きます。

トイレコーナーに連れて行くときは、抱っこするのではなく、歩かせます。お尻や腰を支えてもいいので、歩かせてトイレまで誘導してください。
抱っこしてしまうとトイレコーナーの場所を犬自身がわからないためです。

お部屋等の都合でおねんねケージとトイレを一緒にするしかない場合は、おねんねケージでおしっこもうんちもするまで待ちます。


さぁこれで飼育の半分はOKです。
留守番時やごはん、お散歩など、少しずつ知識をつけていきましょう!





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