朝散歩〜「穀雨」「八十八夜」

本日はリモートワークで自宅と出向元で契約している梅田のサテライトオフィスの行き来をしようと思っていた。
しかし、毎回そうだが、絶対に行かないといけない事由(例えば梅田に用事があるとか)がないので、直前に予約をキャンセルしてしまう。
もともとは朝に会議もあったし家で参加するよりサテライトオフィスで参加した方が気持ちもピリッとするかなと思い、午前中、梅田のサテライトオフィス、昼飯を梅田で何か美味しいものを食べて午後から自宅、夜は自宅で野球観戦、と言う1日の過ごし方をそんな流れで考えていた。
しかし朝起きると、せっかくのリモートワークなのに、ほぼいつも通り家を出る気が失せ、またこの現下の情勢から梅田に行くにも京都に行くにも、外出してることには変わりなく、どちらにしても感染リスクはあるので、結局、終日在宅でリモートワークすることに。
昨夜も帰宅してからメールチェックしたりしていたので、早朝に会社貸与PCを立ち上げて、一通りメールチェック。
その後、あまりの天気の良さと気候の良さのため、自宅周辺の公園をサクッと散歩してみた。
ここは6時半からラジオ体操をしているので、その時間帯に人は多いし、その後はやはり通勤通学のため、少し人の出はある。
しかしそんな時間も過ぎたあたりに公園を歩くと犬の散歩をしに来ている方々だけで、陽射しも柔らかく、穏やかな空気が流れている。
これから梅雨入りまでの時間が最も1年で過ごしやすい季節だ。

蓮の池はそろそろ水面に頭を出しかけている。
もう少しでここは蓮の葉、そして花で埋め尽くされる。
楽しみだ。

そして昨日は二十四節気の「穀雨」だった。
暦便覧には
「春雨降りて百穀を生化すればなり」
春雨が過ぎれば「八十八夜」
遅霜に注意する日本独特の雑節であるらしい。
この日は茶摘みを始める目安の日でもあるらしい。
そうなると行く春が眩しい季節へと誘う。
まだまだ朝晩は冷えるものの日中は少し暑いと感じる日も出始めた。
何千万年単位で考えれば大きな気候変動が何度もあった。
しかし人の営みの僅かな歴史だけで言えば、何があろうとも何がなかろうとも季節は流れていく。
私はこうして穏やかに暮らせているがそうでない人も多く、最近は色んな人から色んな悩みや愚痴を聞くことも増えてきた。
その人々にとっては大問題やそれに近いことであることは間違いないし、私もその気持ちは痛いほどわかる。
しかし、季節が流れていくうちに解決することも多い。
今から思えば「一喜一憂」しても仕方がないことが大半であり、前向きにさえ生きていればそんな悩みなんかちっぽけなものだと思えてくる。
そんなことを伝えていければいいなと思い、本日は在宅で勤務をしている。
今日はもうそろそろ終わろうかな(笑)