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「ビリッケツと応援団の逆襲物語」3年 長澤圭剛

「ビリッケツと応援団の逆襲物語」
文学部 3年 長澤圭剛

「次は勝とう」「まだ大丈夫だ」
試合終了後、今日も勝てずに整列する私たちにスタンドの仲間はいつも熱い言葉をかけてくれる。その言葉に対して、堂々と前を向けず顔を背けてしまう自分が悔しいし、情けない。
しかしこの言葉たちが、次も勝利を目指し戦う覚悟と責任を私に与えてくれる。

また勝てなかった。
今日も仲間が信じてくれる「次の勝利」を届けられなかった。
それでも「次だ」「やれるぞ」と、不甲斐ない私たちを鼓舞し、ベンチに戻るまで声を出し続けてくれる。時々、思う。
「あと何回、次は勝とうって言わせるのだろうか」と。

中央大学学友会サッカー部の応援は日本一だ。
応援する立場としても、応援される立場としても身に染みて感じることである。
どんなに暑かろうと、どんなに雨が降っていようと、どのカテゴリーも応援する。
そんな仲間に熱い中大が大好きだし、だからこそ中大サッカー部にとって勝利することは大切で幸せな瞬間である。

今シーズン、関東リーグで中央大学は1勝しかしていない。
勿論、関東1部リーグは簡単に勝利できる場所ではない。しかし試合に出場した一選手として、この結果は「惜しかった」で片付けられるものではない。
何よりも自分のプライドなんかより、日本一の応援を最下位の応援団にしてしまっている悔しさ、勝利を届けられない情けなさで胸が苦しい。
試合に負けるということは、応援してくれる仲間も負けたチームの一員にしてしまうということだ。
お祭り騒ぎの相手チームの隣で負けた顔をしなければならない仲間のプライドを傷つけたことが本当に申し訳ない。

だから、仲間のプライドとほんの少しの自分のプライドの為に私たちは勝利しなければならない。

私は日本一の応援団と共に、日本一のチームになりたい。だから、私はこの部員ブログで綴った思いをピッチで体現する。
勿論、ピッチに立っていない時も与えられた役割で日本一に貢献したいと思う。
応援してくれる仲間に、もう「次は勝とう」と言わせないために、堂々と勝ち誇った顔でスタンドにいる仲間と向き合うために、私は今日もサイドを走り続ける。

長く拙い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後とも、中央大学学友会サッカー部へのご支援とご声援の程をよろしくお願いいたします。

◇長澤圭剛(ながさわけいごう)◇
学年:3年
ポジション:MF
前所属:桐蔭学園高校

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