「ブレーキよりアクセルを」 2年 田村健一郎
「ブレーキよりアクセルを」
商学部2年 田村健一郎
私の中央大学サッカー部での挑戦は、ちょうど1年前の今頃から始まった。今回のブログでは、今感じていることを正直に書こうと思う。
『 全く足りない』
昨シーズンはB2というカテゴリーにつき、インディペンデンスリーグという過酷なリーグで勝つため、自チーム分析と相手チーム分析を主にやらせていただいた。特に後期はミーティングの準備に追われ、常にパソコンと向き合う日々だった。
リーグ最終戦を終えた結果は7位。残留争いに巻き込まれ非常に苦しかったが、全員の力を結集し、最後は3連勝でシーズンを終えることができた。
しかし、私は不完全燃焼であった。
ミーティングで、選手に対して自分が伝えたいことをうまく言語化することができない。
試合中や練習中、チームや個人の課題を解決させてあげられない。
分析として入部したにも関わらず、「コーチのつもりで活動してくれ」と僕の理想像に少しでも近づけるように自由を与えてくれ、多くの経験をさせてくださった龍さん(高橋龍之介コーチ)の力に、そしてチームの力に全くなれていないと感じた。
今年から選手から学生コーチになり、練習や試合で僕が質問攻めしても嫌な顔せずに返答を下さる一誠くん(高橋一誠・4年)
どんなに夜遅くに資料を送ってもその次の朝の練習でフィードバックをくださる、同じ香川県出身のGKコーチのまっしーくん(間嶋佑弥GKコーチ)
そして、未熟な私を受け入れ一緒に成長しようと言ってくださる、試合中点を決めたら誰よりも真っ先に選手のところへ突っ走るB2の監督である龍さん
現在の自分は、B2に関わるコーチ陣に肩を並べるにはまだまだ遠い。
課題を解決するのに必要な能力はまだまだ足りていない。
だから、毎日もがき苦しみながら昨日より新しい自分になっていかなければならない。
自分の時間を削ってでも、チームの勝利に貢献するために動き続けなければならない。
24時間常にサッカーのことを考え、チームのことを考え、夢に出てくるくらい考え続けなければならない。
思い返せば、これまでの人生はうまくいかないことの方が多かった。
去年の部員ブログにも書いたが、人生でおそらく1番の挫折であろう経験を高校卒業後に味わった。
終わっただの死んだだの周りの人たちから言われたりもした。
苦しくて
悔しくて
けど言い返せない自分もいて。
でも、それも含めて自分のパワーに変えていかないといけない。
今自分が感じてる全てのものを、前へ進む原動力に変えていかなければならない。
とはいえ、自分は完璧な人間ではないので止まりたくなることもあるだろうし実際に止まることもあった。
それでも、前へ進もうとする気持ちは忘れてはいけないと思う。
私はまだまだ評価に値する能力も持ち合わせていないし、仕事もできていないと考えているが、その苦しさや悔しさを自分の背中を押すパワーへと変えていきたい。
今、自分は新たな壁にぶち当たっていて苦しい状況が続いている。
自分に全く納得できないし焦りも感じている。
そんな時、母から電話で言われた言葉。
「あんた本当サッカー好きなんだね」
勉強や将来のことなど自分に都合の悪い話になると全く喋らないけど、サッカーの話になると別人になってしまうのは昔からずっと変わらないんだな。そう実感した。
サッカーでの挫折やミスはサッカーでしか取り返せないのは選手を辞めた今でも同じ。
周りから評価をされる非常に厳しい世界であるのには変わりはない。
それでも、このような環境に身を置けることに感謝して日々活動していく。
私はまだまだ未熟だが、それを受け入れながらも、決して止まることなく、全力で取り組んでいく姿勢を忘れずに前進し、チームの勝利に貢献することを誓う。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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