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「あの選択をしたから」と思えるようになるまで

こんにちは。あきはらしほです。
久しぶりのnote執筆です。

フリーランスとして本格的にお仕事をはじめて全然余裕がなく、できるだけ毎日書こうと思っていたnoteが書けていませんでした。反省

お休みの日の今日、たまたまnoteを見ていたら面白そうなお題があったので、乗っかってみることにしました。

あの選択をしたから

この文字を見た時にパッと思いついたのが、高校を中退したという経験。

なんかヤンチャしたんでしょ〜!と今の私を見て言う人もいますが(笑)、実は学校に行けなくなってしまって辞める決断をしました。そう、不登校

中学を卒業する頃から、アナウンサーになりたかった私。高校に入って色々調べる中、アナウンサーをたくさん排出しているのは慶應義塾大学(以下、慶應大学)ということを知り、高校入学と同時に慶應大学を目指します。

でも両親は「なんで東京の私大にいきたいの?お金かかるからダメよ。」と言う。
先生も「京大とか阪大とか目指すべき」と言う。(←当時それなりに頭がよかった)

慶應大学に行くことを賛成してくれる人が周りに誰もいなかったのが悔しくて、成果を出して納得させようと思い、毎日深夜まで勉強したり、夜中に起きて勉強したりしていました。(いま考えたらクソ真面目…笑)

そんな生活を続けていたら、高1の夏を過ぎたあたりから胃が痛くなり、学校に朝から行けなくなる。徐々に教室に行くのが辛くなる。そしてついに教室に入れなくなる。保健室登校。なんとか結果を出さなきゃと思って頑張っていたものの、ある日ぷつんと何かが切れた。

朝、学校に行こうとするけど家から出られない。

親が車で学校に送ってくれたりしたけも、学校に近づくと恐怖に襲われて車から降りれない。そして不登校に。

学校に行けないことの罪悪感に加え、自分自身で社会不適合者だとレッテルを貼る。

周りからの目が怖くて学校に行くことどころか、家から出ることすら難しかった時期もありました。(いま思い出しても泣けてくる…)

本当に辛い経験だった。
詳しくはまたいつか書けたらいいかなと思うのですが、ああもう死ぬかなと思った日もありました。

そうこうしているうちに、学校を留年してまた3年間頑張るか、学校を中退するかという選択を迫られることに。

正直、地域では有名な進学校にいたから辞めるのはもったいない気持ちもありました。でも当時は頑張れる気力もなく、辞める選択をした。

もしかしたら続けていたらまた違う人生が待っていたかもしれない。今よりいい人生だったかもしれない。

辞めたことで高校生活というものをほとんど経験できなかった。マンガで読むような甘酸っぱい青春…経験したかったなあ…と思うこともありました。

でも私はいまあの時辞める選択をしてよかった。と思っています。

辞めて何者でもなくなったことで、肩の荷が少し降りた。そんな気持ちになりました。

それまでは先生のお気に入り、THE優等生という感じだったし、有名な進学校にも入れた、なんでもできる。そのイメージを壊したくない、完璧でいなきゃと思っていた自分がどこかにいたと思います。

でもそれを捨てたことで自由に生きていいんだと思えて、いい子ちゃんでいなくていい。という風にマインドが変わっていった気がします。

あの選択をしたからよかったと思えるようになるまで

でも、高校を辞めたことが恥ずかしくて悔しくて、中学・高校時代の友人とは会うことができないと思っていた時期もありました。
(成人式もそんな気持ちもあって参加できませんでした)

「高校辞めた経験もよかったと思っています」

就活の面接でもそんなことを言っていたと思いますが、心から思えるようになったのは、27歳くらいになってから。

だから高校を辞めてから10年くらいは中退したことを引きずっていたんだと思います。

自分が本当にやりたいことを見つけて、やりたいことができているからこそ胸を張って生きられるようになりました。

そして、もしいま悩んでいる人がいたらその人たちの力になれたらなと思っています。

もしかしたら辛くて苦しい期間は長い道のりかもしれない。(私も長い道のりでした)でも辛さを経験したからこそ、人に優しくなれると思うし、強くもなれると思います。

でもひとつ言えるのは、1人で頑張らないこと。
私も乗り越えるまでにたくさんの人に助けてもらいました。助けてもらうことは恥ずかしいことじゃないからぜひ誰かを頼ってほしい。

もし誰もいないようであれば、私も力になりたいと思うので、ぜひ気軽にSNSのDMで連絡してきてください◎

という感じで、なんだかお題に沿って書いたのに、ブレた感じの文章になりましたが(笑)、私にとってターニングポイントになる経験を書かせていただきました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。



shiho

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