【台湾留学体験記】全て自分次第/靜宜大學・ちなり
簡単な自己紹介
名前:大槻茅凪利
学校:静宜大学観光事業学科
学年:3年生
学費:51,000元くらい(含雑費)
奨学金:有
生活費:毎月6,500元くらい
台湾留学を決めた理由
動く理由は単純
高校二年生の秋、周りがどんどん志望校を決め勉強し始める中、私はピンと来るところがなく何をすれば良いのか分からない状態でした。そんなとき、友達に見せてもらったのが「台湾留学セミナー」のチラシでした。楽しそう!ただ動機はそれだけでセミナーに参加しました。セミナーに参加してから、台湾留学の為の予備校の決定、通い始めるまでとても速かったです。
予備校生活
高校を卒業するまでは週3回平日3時間、土曜日5時間予備校に通い、卒業後はアルバイトしながら、ほぼ毎日5〜8時間通っていました。
予備校では1〜6人くらいのクラスで、会話だけでなく発表の仕方、作文の書き方など幅広く勉強しました。ひとクラスが少ないので、発言がしやすく、分からないところはたくさん質問できました。全員台湾の大学を目指しているので、目標が同じという点で勉強しやすいだけでなく情報共有もしやすかったです。もちろん勉強だけでなく、クリスマス会などのイベントもありましたよ!
台湾に来てすぐホームシックになったのですが、支えになったのは予備校の友達でした。台湾に来て初めの頃はよくみんなで電話して泣いていました、はは。
日本の中国語塾は
・日本で生活しながら中国語を学びたい
・1日に3〜8時間という感じでたくさん授業を受けたい
・同じ目標を持った友達と切磋琢磨したい
という方におすすめです。
デメリットとしては、
・現地の語学学校に比べて授業料が高い
・全員日本人なので日本語を使ってしまう時もある(先生は台湾人)
・長い時間拘束される
などです!
留学を考えている皆さんにアドバイスをするなら、予備校や語学学校選びはしっかり情報を集める、ということでしょうか。私は予備校に入った後に、予備校以外にも台湾の大学に進学できる道があることを知りました。私はたまたま予備校が合っていましたが、予備校を辞め現地の語学学校へ行った先輩もいます。入る前にしっかり調べてメリット、デメリットも把握することがとても大切だと思います。もちろん入ったあとの自分の行動が一番大切です!
進学先は。。。
約2年の予備校生活終え、私が進学先として選んだのは台中にある「静宜大学」でした。
静宜大学を選んだ理由は3つあって、一つ目が「立地」、二つ目が「奨学金の充実」、三つ目が「留学生サポートの充実」という点です。
・立地
まず私は、大学の条件として絶対「台中」と決めていました。なぜかというと、台中は雨が少ないんです! 台北へ旅行に行った時にほぼ毎日雨だったのがトラウマで、住むなら雨が少ない場所がいいなと思いました。
それに台中は北部南部どちらに行くにしても便利ですしね!
台中は「生活費を抑えたい」「台湾のあちこちに行く」「雨嫌い」の方におすすめです!
・奨学金の充実
静宜大学は一年間学費免除で進学することができ、また留学生の奨学金制度が充実しているので2年目からも成績次第では受け取れるチャンスが多くあります。実際に一度も学費を払わずに卒業した先輩が何人かいらっしゃいました。
(112年度から制度が変わるみたいです。静宜大学ホームページをご確認ください URL:https://osasa.pu.edu.tw/p/412-1063-2377.php?Lang=zh-tw)
・留学生サポートの充実
静宜大学は姉妹校が多いというのが特徴の大学なので、留学生に対してのサポート制度が整っていて、さらに留学のチャンスがとても多いです。
「411」という、四年間に短期留学一回、長期留学一回という留学制度や他にもダブルディグリーなど様々な留学の方法があることも魅力の一つです!
大学生活
・観光事業学科
「観光事業学科」では、一年生の必須で経済学、統計学、会計学、心理学、管理学、観光概要など、観光事業を学ぶにあたっての基礎知識を学びます。
二年生からは三つの専門分野に分かれます。主に旅行スポットなどの管理知識を身につける「旅遊產業管理課群」、主にレジャースポットについて学ぶ「休閒遊憩管理課群」、最後に、「餐旅館管理課群」は主にホテルやレストランなどの管理を学びます。観光といってもこんなに細かく分けることができるんです!
・理想とのギャップ
留学前「日本人は人気だから、、、」この言葉を聞いて、甘い考えを持っていた自分の目を覚ましてやりたいです。
もちろん初めのほうは日本人というだけで、チヤホヤされます。しかしたくさん話しかけられますが、会話のテンポが早く聞き取れない。曖昧な相槌ばかりしていると、だんだん周りの子たちは減っていきました、、、
意外と日本のアニメや歌を知っている人は多く、それについて話してくれるのですがタイトルや名前が中国語(当たり前)なので、「え、何それ」と思うことが多々ありました。
当たり前のことなのですが、自分の好きなものの中国語を調べておくことや、台湾人のYouTubeなどを見て会話のテンポを知っておくことは、留学前にできる準備の一つです。
・苦しい時期
慣れるまでに一番苦労したことは、レポートの量です。ひたすらレポートが多い。普段の課題で出されることはもちろん、中間期末テストとしての発表もめちゃめちゃ多いんですよね。筆記テストもあるのですが、とにかく発表と課題が多い!!泣きながら夜中まで作成していたこともありました。しかし発表の後に友達が、「今の発表よかったよ」と声をかけてくれることもあったので、また頑張ろうという気持ちになれました。
今もその量に完全に慣れたわけではありませんが、まあまあ無心で処理できるようになっております。でも発表で前に出るときは、やっぱり緊張してしまいます!!!
今の生活
2年生の時に学生寮を出て、今は学校から歩いて10分のアパートに住んでいます。
かなり田舎な場所で、大きいデパートへ行くのにバスで1時間くらいかかります。
しかし、飲食店や勉強できるカフェがたくさんあるので不便はなく、私は気に入っています。大学が午前中で終わることもあるので、午後はカフェで勉強したり、家庭教師のアルバイトをしたりしています。
連休は、台湾の色々なところへ行きます。台湾は台北、台中、台南、高雄以外にも魅力的な場所がたくさんあります。こういった場所を探索するのが好きです。
三年目ですが、まだ行ったことがない場所がたくさんあるので、行ってみたいです!
最後に
私が不安だったように、留学に不安を持っている方が多いと思います。たくさん情報を集めることももちろんとても重要ですが、実際留学は現地に行ってからしか分からないことだらけです!
どこへ行っても自分次第。「そこで自分は何をすべきか」を考え続けることが大切なのではないかと思います。
この記事が台湾の留学を考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)
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