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#まちづくり

ゴッサム・シティと福山市がまさかの「コラボ」 福山城にはバットマンの影!?

 あのバットマンが福山城に現れる―。こんなうわさが、広島県東部の福山市で広まっています。米人気コミック「バットマン」の舞台である架空都市ゴッサム・シティと福山市が世界初の友好都市提携を結んで1カ月余り。地元の商店街では、メイン通りにゴッサム・シティにちなんだ愛称が付けられるなど、ちょっと盛り上がっています。(原未緒) 殿様かと思いきや…バットマン? 日没間もないJR福山駅北口。今年築城400年を迎えた福山城の月見櫓を見上げると、バットマンらしきシルエットが窓に浮かび上がって

フードバンクがパンク? どうしたらいいのか、広島の現場を歩いて考えてみた

「フードバンク」ってご存じですか。食べられるのに捨てられてしまう食品を、必要としている人に届ける活動のことです。広島県内でも広がってきましたが、このところ新たな課題が浮上しています。それは、フードバンクに集まる食品が増えすぎて「パンク」しそうになっていること。現場を歩き、どうしたらいいのかを考えてみました。(川村正治) 集まる食品の量が増えて、さばききれない? 「手に負えないほど、集まる食品の量が増えているんです」。福山市のNPO法人フードバンク福山の代表理事、小林由卓さん

大火に遭ったエキニシの再生へ 街を訪れる人たちからのエール

 大規模火災があったJR広島駅西側の飲食店街、通称「エキニシ」(広島市南区)で11月26日夜、市民がエリア再生への応援メッセージを伝える写真の撮影会がありました。タウン情報誌「TJ Hiroshima」編集部(中区)が企画。撮影に同行し、この地区への熱い思いをメッセージボードにつづった人たちに迫りました。 (文・石井雄一、江頭香暖、写真・山田太一) 「手助けできることなら何なりと」蒲池清士さん(52)  この日一番乗りで駆け付けたのは、東区の団体職員蒲池清士さんです。観光関

政治に縁遠かった20代妻が島で立候補した夫を応援した8日間。日々の思いをスマホ日記につづりました

 まさか夫が立候補するなんて―。10月3日投開票の江田島市議選に挑んだ宮下成美(なるみ)さん(33)と一緒に、選挙戦を初体験した妻綾華さんさん(29)。遠くにあった政治が突然近くにやってきて見えてきたのは「人生は、私たちがつくっていくんだって」という実感でした。「まじかけぬけた」戦いの8日間を、スマホの日記にリアルにつづっています。 初の選挙活動 手ふりふり疲れた■1日目(告示日)  選挙活動すたーと!すんげー疲れた。緊張が、なる君も、私もすごかった。笑。街頭演説、ウグイス

「エキニシ大火」の現場で新人記者たちが見た悲しみ、そして街の懐の深さとは

 JR広島駅西側の飲食店が連なる通称「エキニシ」(広島市南区)で10日早朝に発生し、26棟を焼いた大規模火災。現場には連日、入社1年目の若い記者たちも訪れています。彼らの胸に突き刺さっているのは、飲食店主らの悲痛な思い。そして取材の中で見えてきたのは、この街の懐の深さ、といいます。 一報 2021年11月10日午前6時。会社用の携帯電話の着信音で佐藤弘毅(30)は目が覚めた。県警担当の先輩記者からだ。「広島駅の西側で火事らしい。現場に行って」。すぐに支度をし、大事でないよう