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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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#大学生

広島の若者が感じる「性」のもやもや【前編】。パートナーへのリアルな思い聞きました

 パートナーとの性的な行為で互いの意思を確認する「性的同意」。性暴力やセクハラのニュースが後を絶たない中、尊重し合える関係を築くために必要なものとして注目されています。とはいえ、性のことはタブー視されがち。どうしてなのでしょう。ジェンダーに関心がある広島の学生4人に、若い世代のリアルな思いを座談会で語ってもらいました。(佐伯春花、栾暁雨) 【女子A】 結構あります。一番覚えているのは、元彼に1回だけ「避妊具を付けずにしたい」って迫られたこと。結構強引に。嫌って言っても聞いて

広島の若者が感じる「性」のもやもや【後編】。性教育の不足も背景

 性のことは大切なのになぜかタブー視されがち。パートナーと互いを尊重し、信頼関係を築くためにはどうしたらいいのでしょうか。広島県内の学生4人に、座談会で引き続き語ってもらいました。(佐伯春花、栾暁雨) 【男子C】 僕は彼女に毎回「性的同意」は取るんだけど、こういう考え方になったのは「性的同意」という概念を知ってから。だからこそ相手と対等になろうとする気持ちがある。この概念を知っていること自体が重要だと思います。 【女子A】 確かに。知っていると、嫌なときは嫌って断っていい

コロナ後も「マスクを外したくない」という若者が増えています。素顔を見られたくない理由は?

「ノーマスクが怖い」「一生外せない」―。マスク生活が長引き、素顔を見られることに抵抗を感じる若者が、広島でも増えています。民間の全国調査では7割の人が「コロナ後も着用を続けたい」と回答。顔を隠すことで対人不安が和らぐようです。一方で、コミュニケーションが阻害されているとの指摘もあり、「マスクの呪縛」はコロナ禍の負の側面ともいえそうです。(栾暁雨) 「マスク美人」と幻滅されるのが怖い 「マスク姿だと2割増しで美人に見えるから、外して幻滅されたくないんですよね。『残念な

マッチングアプリで「恋活」する若者、コロナ禍の中の恋愛は手軽?になっていました

 自粛生活で誰かと直接顔を合わせる機会が限られたのをきっかけに、ネット上で恋人探しをする人が増えています。合コンや飲み会がなくなった代わりに、マッチングアプリでの「恋活」や「オンライン婚活」にシフトする若者たち。家にいながら手軽に、効率的に、異性と出会えるのが魅力のようです。(栾暁雨、柳岡美緒) 彼氏が3人 出会いも別れもお手軽 「私、この前まで彼氏が3人いたんです」。そう告白するのは広島市の会社員女性(23)です。1人は遠距離恋愛中、もう1人は同業他社の先輩、3人目はマッ

就活セクハラ体験 広島の学生に聞いてみた

 企業の面接官たちから学生への「就活セクハラ」に悩む人が、広島でも少なくありません。全国では4人に1人が被害に遭ったという調査結果もあります。外見を否定されたり、交際相手について聞かれたり。選考に関係ない個人的なことへの質問が多いようです。広島県内の学生に体験を聞いてみました。(栾暁雨) ショートカットに駄目出し~広島市安佐南区の女子学生(21)の場合  最初に話を聞いたのは、広島市安佐南区の女子学生です。メールで就活について質問すると「面接官に短い髪を否定され、嫌な思い