初めて通訳ボランティアに参加した話

どうも、れーかです!
実は先日、2日ほどとあるイベントの通訳ボランティアに参加してきました。人生初めての通訳ボランティアでした。せっかくですので今回はそれについて記事にしてみたいと思います。


参加理由

今年の9月くらいに学生ボランティア募集のお知らせが来て、日常会話レベルだったらオッケーというふうに書いてあったので「頑張ったらできるかも!」と勢いで申し込んでしまいました。(私が一番目にエントリーしていたのだとか…)

また学生だからか、待遇もかなりよかったです。交通費・宿泊費・食費がイベントの主催側の負担でした。大学の授業も偶然なかった時期であったためこれはもう行くしかないと。

希望者多数であったためイベントの1ヶ月前に集団採用面接があったのですが、ほかの希望者の持っている資格の話を聞いているとすごくハイレベルな方だらけ!自分の発言の番になって、「私は他の参加者の方々と比べると中国語のレベルはかなり低いです。中検3級しか持っていません。しかし、もし採用していただけるようでしたらしっかり役割を果たせるよう準備します。」としか言えませんでした。

語学力でアピールできることもなく、絶対不採用だと思って悔しくて面接後に大泣きしてしまったのですが、何故か採用されていました…。通訳ボランティア本番までもHSKや中検、大学の期末試験等で忙しかったのですが、できる範囲で事前準備をして参加させていただきました。


大変だったこと

今回通訳ボランティアに参加してみて大変だと思ったことは以下の3つです。

①事前になってようやくわかるシフト

語学力にあまり自信がなかったため早めに準備に取り掛かりたかったのですが、なにしろ具体的にどんな仕事が回ってくるのか全然わかりませんでした。

事前に確認しておいたことと言えば会場案内や受付に関連しそうな中国語表現。あとそのイベントに関わる専門用語も少々。日常会話レベルで大丈夫な通訳と言われるとこの辺のものがメインかなと…。結局2日とも受付やクロークの担当と書いてあり最初は安堵しておりました。(この安堵は長くは続かなかった)

②急な依頼への対応

とにかく時間や業務内容についての変更が多かったです!
具体的にはこのような変更がありました。

・朝の集合時間が本来の集合時間より2時間早くなったと当日の朝に連絡が来る。

・日本と中国の関係者で二次会をしたいからとその通訳を依頼されて、業務時間が本来より5時間伸びて夜中12時まで会場にいる。(次の日は朝5時半起き)

・受付やクローク担当だったはずが、いきなり取材やビジネスマッチングの通訳の補助に入るように言われる。


とてもハードでした。脳はもちろん疲れてますし、休憩時間がとにかく少ない!中国語を使う業務に携われる嬉しさで頑張って乗り切れましたが、こんなに体力が必要だとは思いませんでした。

中国語担当の人数がほかの言語担当よりもあからさまに少なかったのが理由で、日常会話レベルとはかけ離れた業務も回ってきました。補助とは言えども重要な業務に関わると聞いて緊張せずにはいられませんでした。ビジネスマッチングなんて、自分のせいで新しいプロジェクトの可能性を潰してしまったらどうしようだなんてことをずっと心配していました。

③周囲の雑音・スピードや訛り

特に宴会ですが、もういろんなところからいろんな話が聞こえてきて、自分が担当してた方の仰ってることを聞き取るのが本当に大変でした。集中力を保つのが難しくて、「もうちょっと静かにしてください!」と周りに言いたかったほどです。(笑)

その上、当たり前ではありますがものすごく早口で訛りの強い方もおられました。普段の中国語学習では静かな場所で収録されているはっきりとした音声ばかりを聞いているため、もうパニックになりそうに。何度かもう一度お話ししていただいた場面もあり、泣きそうになりました…。「プロではなく学生ボランティアで通訳をしてくれてる子なのでご了承ください。」だなんて断りも最初にはされていたものの怖くて怖くて…。幸いにも大きなトラブルは起こさずに終えられて安心しました。


嬉しかったこと

①言語仲間との交流

今回の通訳ボランティアは、中国語以外にも英語や韓国語の担当の方もおられました。(ちなみに中国語担当は私以外の人は全員中国語ネイティブでした。)

同じ中国語担当の方たちと仲良くなれたのはもちろん、ほかの言語を学んでおられる方とも交流を持てました。もう言語好きの集まりです。お互いの言語を少し教え合ったり、学者方法をシェアし合ったり、本当にいい機会になりました。

② 中国語を使う業務に携われるということ

私のX(旧Twitter)を普段から見てくださってる方はよくご存知かもしれませんが、普段の大学生活の中でも通訳に近いことをする機会はよくあります。お世話になっている中国語の先生は日本語を話されない先生なので、その先生と日本人の方とがコミュニケーションに困っていたら助けに入ったりしてます。

でもです!業務として中国語を使うのは初めてでした。ましてや、中国から来られた有名なゲストの方々のお手伝いをさせていただけるだなんて滅多にないことだと思います。お礼を言っていただいた時は本当に嬉しかったです。

最後に

あくまでも学生ボランティアとして参加して、しかも募集内容に記載されていた通り日常会話レベルでどうにかなると思っていた私ですが、まさかそれ以上のレベルのものを求められるとは思ってませんでした。

もしまたこのような機会があったときには是非とも参加したいですが、やはり自分の能力不足が目立っている分、もっと頑張らなければいけないと改めて思いました。また楽しみながら、一歩一歩中国語を上達させていきます!

ではではこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました! 
れーか

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