俺の言葉の理由
俺が詩を書くのは
ただただ詩が好きだから
独特のリズムに身を委ねたり
不可解な言葉を読み解いたり
詩には魅力が多い
きっと言葉では言い表せない
こうやって言葉を並べていると
この時間の意味を見失う
そんな時俺はいつも
見えない未来を想像する
俺が並べた言葉たちを
何となく眺めてくれた人が
何か少しでも新しいことに
気づいてくれたりしないだろうか
俺の詩がいつか誰かの
心を動かせないだろうか
俺の平坦な羅列では
そんなことはきっと出来ない
だから俺は今日も無意味に
ネットに言葉を垂れ流す
誰にも気付かれなくたって
俺は言葉を並べ続ける
遥か遠い世界で
誰かの心に届くべき
見知らぬ誰かの一言を
俺の並べた言葉たちが
表に押し出してくれるかもしれない
そんな妄想に浸りながら
俺は言葉を並べ続ける
きっと心の隅では
そう思い込んで楽になりたい
懈怠な俺が息をしている
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