病気だった話。

ちょっと間が空きましたね。お久しぶりです。今日はタイトルにもある通り、病気だったころの話をしようかなと思います。なんでかって?なんとなくですよ。

私が幼稚園の年長さんだったころ、その病気の症状は出始めました。ふとしたときににぼーっとしてそれまでしていた行動が止まってしまうときが時々あったそうです。まさかのこの症状が幼稚園のお遊戯会の最中に出てしまったようで、ホームビデオにその様子が残っています。初めてその映像を見たときには衝撃を受けました。楽しそうに歌っていたのに急に歌うのをやめてぼーっとしてどこか虚ろな目をしているのです。傍から見たらただのおかしな子でした。会場にいた保護者の方々がざわついていました。そりゃそうです。

幼稚園の頃に出てた症状は小学校に入学すると止まりました。しかし、小学校二年生になってからこんな連絡が担任の先生から母親にきたそうです。

「娘さんが授業中に手をあげて発表しようと立った途端ぼーっとして回答を忘れてしまうことなどが時々あるんですけど、もしかすると病院に行った方がいいかもしれませんね」

上記の連絡の通り、当時の私には時々こういうことがありました。発表する気満々だったのに立った途端目の前が10秒ほど真っ暗になって、その後意識がはっきり戻っても何を言おうとしたか、なんで立っているかを忘れてしまう。この記憶や感覚は頭にしみついていて10数年たった今でもはっきりと覚えています。こんな様子を見かねた先生が保健室の先生に相談してくれて、もしかしたら病院に行くべきでは?と母に勧めてくれました。

母は素直に受け止めて、私をかかりつけ医のもとへ連れていきました。そこで私と母は紹介状をもらい、もっと大きな病院で検査することになりました。母は紹介状をもらった時点でかなり不安だったと思いますが、私にはその様子をあまり見せていなかったように感じます。私が母の立場だったらそういう行動はできてないように思います。母には感謝です。

そして、大きな病院での検査。血液検査、MRI、尿検査、心電図、脳波などいろいろと最初は受けさせられました。そのあとに行ったガストで冷製パスタを頼んだことはなぜかやけに覚えています。平日にわざわざ休んで外食する背徳感からでしょうか。

検査結果が伝えられたあの時は私にとって忘れられない瞬間となります。私は小児てんかんと診断されました。私にこの時まで起きていた謎の記憶喪失は欠神発作というものだったそうです。聞いた途端、私は頭が真っ白になりました。その後の説明やどう帰ったかは正直よく覚えていません。あ、私病気だったんだということを受け入れることが小学校二年生の私には限界でした。確か母も茫然自失という感じだったような気がします。母も私も何も考えられないまま静かに泣いていたような記憶がうっすらとあります。

割と告知まで長くなってしまったので続きは別の機会に。ちなみに、現在はもう10年以上症状は出ておらず、薬の服用もなく健康的に生活していますのでご安心を。

拙い文章ですが読んでくださりありがとうございました。引き続きご愛読よろしくお願いします。

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