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ネットワーク環境が劇的に改善

この1ヶ月ほど家のネットワーク環境に不満があり、色々と試行錯誤していました。

1Gbbsの光回線なのに、最も遅いときは下り20Mbbsを切るという衝撃の遅さ。これはなんとかしないといけない。かなり無駄なことをしまいましたが、結果としては平均3倍程度の速度改善!最も遅いときと比較すると10倍程度になりました!

最後にも同じことを書いているのですが、今から考えるとこんな手順で進めたらスムーズだったなと思います。

1. プロバイダ変更(IPv6+レンタルルーター無料対応している)
2. メッシュWifiルーター購入
3. CAT6A LANケーブル購入
4. モデム - (CAT6A-LAN) - レンタルルーター - (CAT6A-LAN) - メッシュWifiルーター
5. メッシュWifiルーターをブリッジモードに変更
6. レンタルルーターのWifi機能OFF

ここから先はつまずきそうなポイントをまとめたので、よろしければご覧ください。

NURO光

まずはインターネット速度が早いと噂のNURO光の導入を検討しました。

私は田舎に住んでいるのですが、少し前からNURO光が導入可能ということで「いよいよ2Gbbsの高速回線ができる!」と思って、まずは業者さんに調査してもらいました。

NURO光はOKだったので安心していたのですが、、、

なんと地デジの電波が入らないらしくテレビが見れなくなりますとのこと。予想外のところでひっかかり、NURO光は断念することになりました。

そこで、いまの状況で光回線で早くするために色々と工夫しました。
まずは、IPv4からIPv6プラスに切り替えることを目標に色々と対応しました。

IPv6プラスとは、IPv4 over IPv6接続サービスの名称です。
そもそもIPv6とはインターネットプロトコルの第6バージョンで、簡単に言うと「IPv4」よりもIPアドレスの数が数倍多く混雑しにくい回線です。
それで、IPv6プラスとはIPv4のみに対応していないサイトやサービスに接続できる方式のことです。

いま振り返るとあまりにも知識がなさすぎて失敗したことが多いのですが、とてもいい経験になりました。

ルーターをIPv6対応のものに変更

もともと Google Nest Wifi を利用していたのですが、私が持っていたものはIPv6には未対応でした。メッシュWifiは気に入ったので、IPv6対応のメッシュWifiルーターを探しました。

結果、NETGEAR社の Orbi Wifi6 Micro にしました。Miniと最後まで迷ったのですが、予算と自宅用回線だと十分かなと思ってMicroという結論になりました。

もとのGoogle Nest Wifi はメルカリですぐに売れて、新しいルーターの購入代金もカバーできて完璧だと思っていました。

ただ、これが苦労のもとに。。

プロバイダにIPv6開通依頼

これは簡単でした。契約プロバイダにIPv6開通依頼をすると数時間後には開通していました。

海外製のIPv6対応は、日本のIPv6には未対応が多い

NETGEAR社というのはアメリカの会社らしいのですが、ここにネットワーク知識不足が仇になりました。日本のIPv6というのはほとんどが「IPv4 over IPv6方式」に対応していない!

プロバイダのIPv6開通状況を確認しても問題なさそうなのに、なぜ従来のIPv4のままなのか?というのをずっと悩んでいました。色々と調べた結果、Orbi Wifi6 は日本のIPv6には未対応!ということが判明。このときはガックリきました。

プロバイダ変更へ

諦めそうになったのですが、どうやらブリッジモードを利用するとIPv6を利用できることが分かりました。

ブリッジモードとは、ルーター機能をオフにしてアクセスポイント(無線中継機能)として利用する方法です。

ブリッジモードで Orbi Wifi6 を利用するには、日本のIPv6対応したルーターを別途用意する必要があります。購入することも検討したのですが、プロバイダからレンタルルーターを借りてからにしようということでプロバイダに連絡しました。

しかし、最近のユーザーは無料らしいのですが、私は5年前から利用しているユーザーで無償サービスがないとのこと。「既存ユーザーを大事にしないな」と思い、思い切ってレンタルルーター無料&回線速度が早いと評判のプロバイダに変更しました。

IPv6開通

プロバイダ変更はとても簡単で、電話一本で完了。

レンタルルーターも届き、いよいよIPv6の高速回線が体感できる!と思っていたのですが、「あれ?できない?」。

ここらへんは詳しく調べていないのですが、旧プロバイダでIPv6を開通してしまっていたせいで、まずは旧プロバイダ側のIPv6を停止する作業が必要とのこと。てっきりプロバイダ変更時にIPv6も停止していると思っていたのですが、ここは別途連絡が必要でした。

旧プロバイダのIPv6を停止すると、新プロバイダでIPv6開通の連絡がありようやく終わったと思いました。

しかし、もう1つ作業がありました。

LANケーブルの変更

さあ、ネットワーク速度を計測!と思って計測したら、「あれ?ほとんど早くなっていない。たしかに安定感は増した気がする」程度。おかしい。

そこで、さらに調査。

結果、LANケーブルがCAT5という古い規格のものであることが判明。

5年前に構築したネットワーク環境だったので当たり前かもしれませんが、これは落とし穴でした。

早速LANケーブルについて調べてみると、いまはCAT8というものもまであるらしいです。ただ、CAT7,CAT8は接地が必要らしく、どちらかというと業務用。自宅での利用なので、今回はCAT6Aという規格で十分で扱いやすい。ということでCAT6AのLANケーブルに差し替えました。

インターネット速度測定結果

色々試行錯誤して1ヶ月ほど。ついに高速なインターネット環境が整いました。

次こそは!と速度測定すると、

従来の3倍程度の速さに!

苦労した甲斐がありました。最も遅い時間帯のときは10倍近くの速さを確保でき、とても満足しています。

在宅勤務やリモートワークが増えている中で、インターネット環境は仕事環境の中でも最優先事項。私は今回無駄なプロセスをたくさん踏みましたが、これを読んだ人にはスムーズに高速なインターネット環境を構築してもらえたらと思います。

冒頭にも書きましたが、いまから同じことをするならこんな感じで進めると思います。ご参考になれば幸いです。

1. プロバイダ変更(IPv6+レンタルルーター無料対応している)
2. メッシュWifiルーター購入
3. CAT6A LANケーブル購入
4. モデム - (CAT6A-LAN) - レンタルルーター - (CAT6A-LAN) - メッシュWifiルーター
5. メッシュWifiルーターをブリッジモードに変更
6. レンタルルーターのWifi機能OFF

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