201017_組織における新人育成の関わり方

10月から所属部門に新入社員が配属された。入社3年目の若手が育成担当になっている。業務に必要な基礎知識などは、その新人が担当する仕事に関わっているメンバーがOJTで指導している。一方で私は業務で直接関わることはほとんどないため、育成の関わり方について考えてみた。

結論から言うと、自分の役割は内省支援だと考えている。先日、中原淳教授のフィードバックに関する著作を読み、3つの支援として「業務支援」「内省支援」「精神支援」が紹介されていた。具体的な定義はここでは触れないが、業務支援はOJT担当のメンバー、精神支援は上司や育成担当が担い、内省支援は全員が担うものの、特に私が貢献すべき役割だという認識だ。このフレームワークでとらえると、組織としてどうその人を育成していくか、そしてメンバー一人ひとりがどう育成に関わっていくかを考えやすいと感じている。

内省支援は、本人が気づきや学びを抽出する手助けという考えのもと、現在は日報へのフィードバックというかたちで実践している。フィードバック内容をもとに、本人なりに咀嚼して翌日に実行していることも見受けられる。どんな言葉を投げかけると本人にとって良い行動につながるかを考えさせられ、私にとっても学べることは多い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?