201011_経営から評価されたアウトプットを振り返って③

経営から評価されたアウトプットについて振り返りをしている。これまでの二回は、現状分析と課題抽出について触れた。今回は最後として施策提案について書く。

全社を動かす提案になったのは、具体的なファクトの積み重ねからの課題抽出により各部門に腹落ちしてもらえた、言い換えると刺さったからだと認識している。従って提案が評価されたのは、現状分析と課題抽出の段階で決まったと言っても過言ではない。一方で、提案後すぐに全社を動かせたのは、施策提案の仕方にも良い点があったからだと考えており、それについて振り返りたい。

良かった点はいろいろあるだろうが、一つ挙げるなら施策のシンプルさだ。今回提案した施策は大きく二つある。一つは各部門(現場)に実行してもらうもの、もう一つが私が所属する部門が実行するものであり、前者を一つに絞ったことで行動に繋がりやすくなったのだと思う。また、各部門が(現場)が実行することについて、”何を”だけでなく”どのように””いつまでに”の部分を、具体的かつ単純明快に提示できたことも効果があったと考えている。

一つに絞るというのは、現場負担を軽くする意味でも受け入れやすさに繋がる。課題解決のためにやるべきことは、負担が重くなろうとやるべきなのだが、正論を言ったところで現場は動かない。やるべきと腹落ちしてもらった上でできるだけシンプルな施策を提案する。そしてその施策は、現在の運用と可能な限りフィットさせ、やることが+αになるという見せ方にならないのが望ましい。

他にも良い点はあっただろうが、今回はここまでとしておく。次に私がやるべきことは、提案内容が継続されるようモニタリングをして新しい提案に繋げることだろう。

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