骨で踏むとは?ペダリング。

宮澤崇史さんの骨で踏むというペダリング記事を読んだ。しかしこれわかる人はほとんどいないだろう。余程自転車に乗った人だ。私は横浜の西部地区の山の中に住んでいたのでどこに行くにも激坂を上り下りする環境。

そこで幼いころは周囲は造成中。赤土の坂道ばかりの近所でミニサイクルで上り下りしたり同級生や近所の年上の兄さんと横浜駅まで片路11-2kmを走ったりしていた。これが子供の頃からの巨漢だった私の効率の良い走りを突き詰めるきっかけになった。

骨で踏むというのは二十歳の頃で現在も手元にあるロードバイクに乗っている頃だ。最初は健脚の友人についていくのが精一杯だった。モンスターと言われた割には低迷期があった。

ロードバイクを初めて買って逗子のショップからまずは関内までランデブー。速度はへいきんで31km巡航。ロードバイク初心者にはちょっと辛い速度だった。それからはいつも友人と走ることを想定しなるべく31km巡航を心掛けました。その速度になれた頃二人で箱根に泊りがけで行きました。逗子の彼の自宅から海岸線に出て江ノ島を目指す。結構風は強かったのだが彼は淡々と33kmで走り先頭を引いてくれた。一度目の休憩は大磯。逗子の海岸線から32km時間はジャスト一時間。平均時速も33kmだ。

箱根で2日過ごし帰りも同じ箱根駅伝でおなじみの国道一号を帰る。やはり速度は33km彼とは藤沢の町田街道の始点で別れた。そこからはやはり33kmはキープ出来ず31kmで帰った。その旅行からは常に走るのは33kmと決めて走っていた。町田街道で会う大学の自転車部や実業団の選手たちは大体38km巡航が多いと感じた。よくこっそりついて行った。しかしサイクルジャージも着ることもせずヤッケで走っていたからガチ勢とは思われたことはないと思う。

但し、風よけに勝手に使う厄介者のウィールサッカーにはなりたくなかったので最後尾から20mは明けて走っていた。

そして骨でフムを忘れていたので慌てて書く。

人をおんぶするときにしゃがんで立ち上がるところからやることは稀だと思う。小さい子供を持つお父さんくらいかと思うがそれこそ大腿四頭筋をフル活用する動きである。では人をベンチの上に立たせてそこから背負うならどうだろう?割に重たい人でも担ぐことができるのではないか?これが骨で踏むの正体である。骨の強さを活かしつつ、筋肉は太ももの裏ハムストリングスをしっかり使った動きだと思う。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?