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第16章 自分を生きるとは(1)

アトピーは心の病気かも・・・と腑に落ちると、そういえばと思い当たることがあります。

父親が癌になり他界。やっぱり「ストレス」の一言だと思いました。心の病気です。

あんなに不摂生だったけれど、すごく元気だったんです。

それは、なぜか・・・

わがままに、自分勝手に生きていたから。

周りの家族は大迷惑ですよ。ほんとに。でも、本人は、台風の目みたいな人で、自分だけいつも元気で、トラブルもなく、周りの人ばかり迷惑を被っていました。

そんなに元気だったのに、ある日突然です。

私は、その原因はストレスだと勝手に確信しています。

歳のせいか、人のことばかり考え、他者を中心に生活するようになっていました。昔ほどのパワーがない。

そう思ってから2、3年経った頃、癌になり、あっという間に逝ってしまいました。

やっぱり。

人のために生きてはいけないんです。

自分が好きなこと、やりたいことをやって、回り回って、それが人のためになるのなら良いのですが、そうではなく、他者を中心にしたり、他者のスケジュールで生き始めると病気になるのではないでしょうか。

うちの父親は、別に人のために一切やってこなかった人ではなく、自分の好きなことをして、それが人のためになっていたらしく、お葬式には300人を超す弔問客の方々が来てくれ、それはそれは大盛況?でした。そして、皆さん口々に、「お世話になった」「助けられた」と言って帰っていくのです。

それでよかったんです。

好き勝手して、暴飲暴食、不摂生、女遊びと、なんでもござれでした。

そうやっている時のほうが、ものすごく健康でした。

が、しかし、ある日突然、他者を中心に生き始めた。

不思議だなぁと。あれ?そんな人だっけ? 

そうなってくると、数年しか人間の体力、気力ともに保たないのでしょうか。

あっという間に去っていきました。

うちの父親だけでなく、特に重い病気になる方は、自分のために生きていない気がします。

思い起こせば、私も同じです。

アメリカの大学在学中は、自分本意に生きていました。だって、自分しかいないし。そして、そうやって自己主張したり、自己表現しないと生きていけないんですもん。それから、将来のことも、過去のこともまっさらな状態だった。まさに、「今を生きる」しかない。

その間は、アトピーなんて出ていませんでした。人よりもかぶれやすいというぐらいです。

が、しかし、日本に帰ってきて、両親に心配かけたお礼?お詫び?として、親孝行気分で父親が決めた会社にコネで入社しました。

それがズバリ間違いでした。人生最大のミスと言っても過言ではありません。

みるみる内に、虚弱体質になり、週末は微熱が必ず出るし、子宮内膜症で激痛で毎月救急車だし、アトピーも少しずつ悪化の一途だし。

やっぱりね、私レベルが親孝行なんてしちゃダメでしょ。そんな高尚な人間ではないし、親のために生きてはいけないんです。

今、子育てしていて思うのですが、一番の親孝行って、子供が幸せに生きてるってことなんです。苦しんでる姿なんて見たくない。だから、何をやっていてもいいから、元気で幸せになってもらいたい。それが一番の親孝行なんです。

きっと私の親もそう思っていたかもしれません。

私が元気で幸せにしているところを見せるのが、一番、安心したのかもしれません。

でも、できませんでした。

知らなかった。自分で自分のことを簡単に壊せるって。

どんどん不調の一途を辿りました。1ヶ月元気でいられることなんて、まずなかった。

でも、簡単に壊せるなら、簡単に戻せるってことなんです。

私は気付くのに時間がかかってしまいましたが、皆さんには是非、簡単に戻せる方法を知ってもらいたいのです。


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