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近い将来、救急車利用が有料になる⁈



昨日見た「救急搬送」に関するニュース

三重県の松阪地区において、「救急搬送されたにも関わらず、入院に至らなかった場合、救急車の選定医療費として、代金7700円を徴収する。」ということで、市が調整に入ったという。


誤解がないよう省略して言うと、いくつかの例外もあり、全ての人に当てはまるわけではないようです。



このニュースを見て、一瞬、えっ!!
((((;゚Д゚)))))))と思ったが、この地区の以下にある理由に、即納得。

・ここ2年間で、搬送回数が最多記録を更新

・全国的に見ても搬送回数が上位

・軽傷者の利用率が高い


つまり、このままの状態が続くと、助かる命が救えなくなると。

うんうん、確かに!

私の救急搬送経験


そこで、自分自身が搬送してもらった過去の経験を思い出したので、適切だったのか想像してみた。


かれこれ10年ほど前の話。
自宅の階段の下り半ばで、足を滑らせ、滑落した私。

落ちた状態から立つことはもとより、寝返りさえも痛みで難しい。旦那が抱えようとしたが、腰回りの激痛で断念。


そもそも私は我慢強い性格で、簡単に医者にかかるタイプではないので、大丈夫と信じたかったが、どうにもならず、1時間ほど悩んだあげく、やむなく救急車をお願いした。


理由は2つ!

・骨折してるとすれば、ヘタに動かして、2次傷害が出る気がしたことへの懸念。

・早目に診察した方がいいが、家族の助けを借りても車に乗込むことが、難しかったこと。


実際、搬送される時も自宅周りの環境上、ストレッチャーで運ぶことは出来ず、毛布を担架代わりにして運ばれた。


搬送中は、救急車のブレーキや道路の段差が腰に響き、その度に、痛みで涙溢れる私に、救急隊が「ブレーキかけますよォ、ごめんなさいねぇ」と、毎回事前に伝えてくれる優しさに感謝。そして、搬送先に骨折の可能性を伝えているのが聞こえた。


しかし!
到着後、レントゲンを撮ったが、幸いにも骨折しておらず、医師の説明は、打撲と、おそらく、滑落した際、腰を捻っていて、その痛みだろうと。


そして、「入院にはなりません。ただ、帰れるように、今から痛み止めの点滴をして、坐薬も入れます」と。


動けないのに、帰宅って、、、。
入院したい気持ちは全くなかったが、ただ冷静に「こんな状態でも帰宅かぁ」と、明日からの生活を不安に思ったのを覚えている。

確かにドクターから言われたとおり、病院での処置で、さっきの痛みが嘘のように、ベッドから起き上がれた。


車椅子を貸出すことを提案されたが、車椅子の乗り降りも痛いので、役立たずだと思いお断りした。


ゆっくりではあるが、この時は歩くことが何とかできたので、旦那の車で帰宅した。

入院不要と言われても、、、


歩けたのは、一時的だった。
病院から帰宅して数時間後、元の激痛が襲い、一気に痛みの現実に引き戻された。院内処置の強い痛み止めのお陰で、動けたのだと気付いた。


立つ、座る、横になる、全てが痛みを伴った。感情的に涙が出るわけでなく、激痛で涙が出ることを初めて知った。


最悪だったのは、朝。
目覚めると、まず坐薬を入れ、30分後に起き上がる。それでも痛みはあるが、薬なしでは、全く起き上がれないので、必須だった。


まるで介護されているような日々が、約2週間。毎日、激痛に耐え、痛み止めを服むだけの日々。


以上、私の過去の経験。

私の過去の緊急搬送は不適切⁈

記憶に残るほどの激痛だったが、入院不要の診断となった私は、今回ニュースになった規定では、「軽症」と見なされ、救急車の選定医療費がかかってくるのだろう。

しかし、安易で不適切な判断とは思ってはいない。

もし、同じ状況だったら、7700円かかったとしても、激痛で動けなかったこと、頭部を打ったのか分からなかったことを考えると、救急車をお願いすると思います。


そして、救急車の選定医療費請求については、納得した上で賛成。


ただ、我慢癖がある人が躊躇して、最悪の事態にならないことを願うと同時に、自分自身にも言い聞かせたい。









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