ピリピ人への手紙 3章1〜3節 ユダヤ主義者との戦い 1節bの「主にあって喜びなさい。」という1文は、そのすぐ後の「さきに書いたのと同じことをここで繰り返すが〜〜」以下とは切り離して、考えたほうがいいと思います。 「さきに書いたのと同じことをここで繰り返すが、それは、わたしには煩わしいことではなく、あなたがたには安全なことになる。」というのは、言うまでもなく、2節以降のユダヤ主義キリスト者に気をつけることを指し示しています。 ユダヤ主義者というのは、 以前にお話し
第1章はコチラ ピリピ人への手紙 2章1〜5節 分裂の危機 1章27節以降に続いて、 一致の勧めが引き続いて語られます。 パウロがこれほどまでに何度も繰り返して語るのは、ピリピ教会の信徒たちは、分裂の危機に瀕するほど、一致団結できていなかったのではないかと推察できます。 外部からの攻撃のみならず、 悪魔(サタン)は、内部を不一致によって分裂させようと仕掛けてきます。 ピリピ人への手紙 4:2 口語訳 でも、 「 わたしはユウオデヤに勧め、またスント
ピリピ人への手紙 1章1節差出人 *手紙の差出人はパウロとテモテです。 そして、この2人の肩書は「キリスト・イエスのしもべ」となっています。 しもべと訳してありますが、doulosという単語は「奴隷」という意味。古代社会では普通に奴隷がいました。 しかし、現代の私たちも色々なものの奴隷になっています。言い換えれば、色々なものに縛られています。 卑近な例では、ゲームやSNSの奴隷になっている人が多く、社会問題になっています。 その他にも、お金の奴隷、欲望