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最近のこと。


いやいやおひさしぶりです。
気づけば2023年も終わろうとしていて、びっくり。

2022年11月に約2年半仲間とともに走り続けていた活動に幕がおりて、一人になる不安を拭うように走りだした。

拠点を東京に移し、自身初の写真集をだし、配信をし、新しい方々と仕事をして、私なりにがむしゃらに走っていたつもりなのやけど5月頃に糸が切れた。

早朝に、聞き慣れない地域の地震警告のサイレン、スマホのアラームが同時に鳴り響いたのが尾を引いたのかもしれないと今になって思う。
(繊細すぎる自分にも呆れるけど、滋賀に居た頃は聞いたことのない不安を煽るあの音、アカンで。)

体調もめちゃくちゃ崩すし、色んな人に迷惑を掛け、助けてもらい。情けない自分に憎悪が増してもうこのままなにもかもやめてしまおうかなと思っていたある日。

近所でお婆さんが倒れ込んでいてどうしたのかと駆け寄ると、突然足が動かなくなって倒れ込んでしまったと。肩を貸して家まで送り届けている道中
冷や汗を流しながら『この前までは普通に歩けていたのに突然、足が悪くなった』『ごめんなさい、本当に情けない』と謝り続けていた姿に胸が痛くなった。お婆さんはなにも悪くないのに。

『謝ることじゃないですよ』と伝えながら
突然動けなくなる怖さに共感した。
全くの別物で、失礼かもしれないけど。

無事に送り届け、名前と連絡先を聞かれて一度は断ったけど、一人で住んでいる様子だったので何かあった時にすぐに駆けつけられるように教えた。

その話を知人にすると、怪しくない?大丈夫?
と疑いから入るような事も起きているこの世の中はとても悲しいなとも思った。
あの辛そうなお婆さんの姿もみていないから仕方ないけど…

数週間経っても連絡はなかったので心配だったけど、元気だったらいいなと思い過ごしていると留守番電話が入っていて、家に来てほしいと。会いに行って元気な姿を見て安心しているとお菓子を頂いた。断るのも失礼だなと思って有難く受け取る。

とても素敵なお菓子の包装の裏に挟まっていた金一封。

これは駄目だ!!!と思い返そうと思ったけど
断れると思って、わざわざ分からないように裏に挟んで渡してくれたお婆さんの気持ちも考える。

悩んだ末、お洒落が好きなお婆さんだろうなと思っていたので、お婆さんが好きそうな、似合いそうだなと思ったハンカチとお手紙を同封してポストに入れた。

翌朝、留守番電話が入っていて
『色も形もとても私好みの物です。本当に本当にありがとうございます。毎日、大事に持ち歩きます。』

ちゃんと洗濯してね。というツッコミたい関西人特有の気持ちを抑え、とても嬉しくなった。

アパレル販売員として働いてた事が活きたのだなと思ったから。

私が選んだものを喜んでもらえたあの日々
出演した舞台をみて感動したと言ってもらえていた日々

数ヶ月、SNSも動かさず休んでいたけれど
久しぶりの投稿に『待っていたよ』と声を掛けてくれる方々

撮影会を開けば会いに来てくれる方々

私の可能性を信じてくれている方々のことを思い出しこんなことで止まってちゃ駄目だなとお婆さんを通して痛感した。

こんな私を通して元気になってくれる人がいるなら、私は生き続けなきゃいけない。

何度か死にそうになっても生きてるんだから
何か意味があるはず。

役者なのか、被写体なのか、また別の何かなのか
分からないけど、表現することを私はやめません。

まだ万全じゃないのでまたいつ止まっちゃうか分からいけど…

いつも見守ってくれている皆様
本当に、本当にありがとうございます。

良いお年をお迎えくださいね。

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