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②長年の経過観察

他の病院へ

血液のがん、骨髄異形成症候群と診断されてからも特に体の不調はない日々が続いた。
診断を受けてわりとすぐに、病院の血液内科の先生が減ってしまうということで他の病院へ紹介される。

次の病院の主治医の先生は血液内科部長のベテラン先生で肩書は偉い先生だったけど、穏やかで優しい雰囲気の先生。
主治医の先生が変わるのってドキドキするし、自分に合わない先生になったら嫌だな~…とか結構不安だけど話しやすい良い先生でよかった…。
この先生には2011年から2019年まで8年間お世話になる。

通院=カフェ+ショッピング

最初は3か月に1回の採血検査、毎回血小板が基準値より少し少ないだけで他は全く異常なし。
やがて半年に1回の採血検査になる。
毎回診察は「今回も血小板がちょっと少ないけど問題ない範囲ですね~。血小板が少ないと出産のとき危険だからもし妊娠の可能性があったら教えてね。じゃあまた半年後!」くらいのことだけ言われて終わり(笑)

病気がわかったときは地元を出て隣の県の会社に勤めていたけど、2012年に退職して地元に帰った。
隣の県とはいえ車で1時間くらいで行ける範囲だったので、そのままその病院に通っていた私。
半年に1回の通院はドライブ感覚で、なんなら帰りにどこにショッピング行こうかな~スタバ寄っちゃおうかな~♪的なゆるーいものだった(笑)

病院の喫茶店も大好きでモーニング食べるのが楽しみだったり、
高速道路のサービスエリアによくあるミル挽きコーヒーの自販機(陽気なコーヒールンバの音楽が流れて、ドリンクができるまでの映像が画面に映し出されるやつ!笑)が病院内にあって、その自販機でカフェモカ買うのがお決まりだったり…

そんな状態が8年続いていたので自分が血液の病気を持っていることを忘れてしまいそうなほどだった。というか忘れていた(笑)

しかし2018年ごろから血小板が少しずつ少しずつ減っていたけど「危険な数値ではないからこれからも経過観察していきましょうね」と先生に言われる。
まだこのときは、来年に治療が必要になるなんて思ってもいないのんきな私。

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