出張で仙台に行った

仙台に日帰り出張することになり、仙台の街を知っていると思われる友人、何人かにたずねた。

行くべきロックバーはどこ?

そのうちの応えのひとつに「Rock Cafe PETER PAN」があった。

仙台。行ったことはあるけれど、ずいぶん前で、

ロックバー以前に、お酒を飲む目的で知らない店に行ってみようなどという考えは持っていなかったと思う。

今回のPETER PAN、教えてくれたのは私の4つ年上で、一時仙台に住んでいたとのこと、社会人になってからなので転勤というやつですかね。

老舗というその店は繁華街にあり、仕事場から徒歩で行ける。

ほかにもいくつか行きたい店の候補はある。

21時前後の新幹線に乗れば、日付が変わるころに地元へ帰ることができる。

...までは事前に確認済み。

17時に仕事を終えたはいいが、この時間すでに開いているバーってないよね、でも ROCK "カフェ" なら開いてるかも。。

仕事場、繁華街、新幹線の駅の位置関係をあたまに入れつつ、とりあえずブラブラ歩き出す。

開いてた。よかった。2階に上がる前に、下に出ている看板をパチリ。

画像1

階段を上り、2階左手のドアを開ける。

店のほぼ真ん中で、ストーブが炊かれている。東北らしさを感じる。

お客さんはいないようだ、と思いつつ、スピーカーの位置を確かめつつ、自分の座る席を決める。

あ、ほかにもお客さんいた。ひとり。若い男性、学生?(くらいに見える)

その時かかっていたのは、Johnny Winter(Shazamありがとう)。

知らない曲だし、知らない街だし、シラフだし、冷静。

話しはズレるけど、Shazamすごいね。私がシャザマなくても、聞こえてきた曲すべて記録してあるんだね!知ってた?

私は、今、履歴をさかのぼってみて初めて知ったよ。

スマホ持ってれば履歴が追える。感情が動かなかったときも、記憶残ってないときも、この曲聞きたくないと思ったときも、すべて、ぜんぶ。

私がシャザマらなかった曲まで律儀に覚えているのは、まさにキミが適任だ。

今、私が書こうと思っているのは、仙台でどんなことがあったか、そのことが2日後の日曜の昼にどう影響しているか、なのだ。

でも思いのほか長くなってしまったので、いったん書くのやめる。


思えば、この2021年11月を境に音楽たくさん聴いたしCDもたくさん買った。前だってそこそこ聴いてはいたけれど、なんか加速度ついてる。

というわけで、"いったん" 書くのをやめてるあいだに年が明けてしまいました。ちゃんと思い出せるかなぁ。ぜんぶはムリか。大枠でもいいから記録しておこう。

上で

Shazamすごいね。私がシャザマなくても、聞こえてきた曲すべて記録してある

って書いちゃったけど、これは後々誤りだったことに気づきました。スミマセン。

そういう機能をオンにできるようになっていたら面白いかも、とは思う。ただ、アレクサがプライベートな音声を勝手に拾っているような、一抹のキモチワルさはぬぐい切れないかもね。

さて、11月の仙台、老舗ロックカフェ PETER PAN でどんな体験をしたか、ですが。

結論としては、Mustafa の曲がとても心に沁みて沁みて沁みすぎて、そのあとしばらくの間はこれしか聴きたくなかった。


少しあとでわかったことだけど、James Blake が気に入ってプロデュースしたとのこと。

4つのコードしか使っておらず、ベースのコード進行という意味で延々それが繰り返される。だけ。だけなのに気持ちいーとこ突いてくるねー、という感じ。延々聴くけど、もちろんいろいろな味付けが施されていて、アラブっぽいスキャットもあり、繰り返しなのに飽きさせない。異国情緒で懐かしみに浸る。

最近思うのは、やはりあの曲を、あの場所(仙台 PETER PAN)で、自分のほかに客はおらず、店の一部と化した店主しかいない空間で、あのでっかいスピーカーで聴いたのが良かったのだろうな、と。

その日は、これ以外にも実にカラフルな選曲で、いろいろかけていただいた。(私の代わりにシャザムが覚えている)

PETER PAN店主・長崎さんに感謝しつつ、一例を記録。

Carla Bruni
    Miss You
    Highway to Hell

大瀧詠一
    あつさのせい
    水彩画の町

Mustafa
    Stay Alive
    Air Forces
    Separate
    The Hearse

Claudine Longet
    恋は水色 (Love is Blue)
    わすれたいのに
    Sunrise Sunset

書いてたら、また行きたくなっちゃった。

今度行くときは時間いっぱい、延々お任せで聴き続けたいと思います。

ありがとうございました。


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