「花束みたいな恋をした」〜麦のパズドラ発言〜
少し前に、「花束みたいな恋をした」を観た。
(以下、ネタバレあり。)
映画では自分の過去に重なる部分が結構あって、共感したり過去を懐かしみがら観ていたのだが、一番クリーンヒットしたのは恋愛パートではなく、パズドラだった。
麦がサラリーマンになって仕事に追われ、以前は好きだった漫画やゲーム、アニメを楽しむ余裕がなくなったとき、
昔と変わらず「好き」を追い続けている絹に「羨ましい」と言ったところ、
絹「(ゴールデンカムイ)読めばいいじゃん。息抜きくらいすればいいじゃん。」
麦「息抜きにならないんだよ。頭入らないんだよ。パズドラしかやる気しないの。」
ここ!ここです!
以前、仕事でストレスがマックスだったとき、本を読む元気などなく、寝る前はスマホのパズルゲームばかりしていた。
パズルゲームって無になれて、派手にパズルが消えていったりすると、ちょっとスッキリする。
その当時は、隙間時間はそれしかやってないくらいめちゃくちゃやってたが、体調を崩して休職してからは全くやらなくなった。やりたいと思わなくなった。
なんでかなぁと思っていたが、映画の麦の発言で、当時の自分を客観的に見ることができた。
パズルゲームは、心に余裕がない中できる限られた娯楽だったんだと思う。
パズルゲームでなんとか仕事から頭を離していたようだ。
当時私がやっていたのは、パズドラではなく「ガーデンスケイプ」というおじさんが出てくるパズルゲームだったんだが、最近、これを(私が好きな)ダイアンのユースケもちょくちょくやっているということを知り、ちょっと嬉しかった。(余談)
ひとまず、隙間時間をパズルゲームに全振りするようになったら、私の精神状態が相当まずいという指標を得られた。
この記事では決してパズルゲームを否定したいわけではない。
あのとき、私は「ガーデンスケイプ」に助けられた。
そしてそういう人はたくさんいると思う。
(もちろん、心も体も元気一杯でパズルゲームを楽しんでいる人もいる)
ダイアン ユースケがガーデンスケイパーだと知った今、またちょっとだけやってみたくなった。というか、実際にやってみた。
これからは、適度に(適正な時間)楽しめそう。
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