Chousashi&Survey

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DOT3D上の座標値を取得してCADへ

DOT3DtoCADが目的DOT3DというLiDARアプリは非常に精度も良く、測量業務に耐えうるツールではないかと考えています。 通常私たちはDOT3Dで取得した3次元モデルはそのままLAS等の点群データとして保存し、点群加工アプリで加工したり、CADと連携させてトレースなどを行います。 しかし点群加工アプリというものがなかなか取っつきにくく、無料のCloudcompareは独学で利用方法を身に着ける必要があり、使えてもせいぜいオルソ画像(ラスタ)出力してCADに張り付けてト

    • iPadでwindowsに接続してCADを使う

      iPad上でwindows専用アプリが動くんです。嘘です。正確にはipadでwindowsマシンをリモートコントロールできるのですよ。 マイクロソフトリモートデスクトップというios用アプリでそれが実現できるのですよ。 リモートデスクトップアプリといえば、このほかにもChrome リモート デスクトップや、ANYDESKといったアプリが存在します。 導入の手軽さから私はこれらのアプリで今までは自宅PCへ接続していました。しかもモバイルノートパソコンで接続していました。 しかも

      • 境界の推定方法の講座素案

        先日X(旧Twitter)でアンケートを取り、新人さんから境界の推定方法の講座のリクエストが有りました。 そこでどのような方法で講座が出来るか考えてみました。 先ずプラットホームはウェビナーかweb会議でしょうかね。 そして数名の先輩調査士が実例を挙げて手法を解説。もう候補は決まってますが。 本来この辺のノウハウは外へ出したがらない先生もいるかもしれませんが、業界のレベル向上のために協力してくださる方がいらっしゃると頼もしく思います。 また、地域性も有るため地域ごとの手法を紹

        • スマートフォン向けRTK-GNSS機についての考察

          昨今のDroggerブームはスマートフォンによる測量の可能性を広げた。 写真測量やLiDARスキャン、方式は様々だが取得した点群を公共座標に結び付けるためにはGNSSの位置情報が必要となる。この位置情報がスマートフォン内臓の単独測位だと、その位置精度は10m程度であるが、このスマートフォンの測位情報をRTK-GNSSの測位情報に置き換えることで、数センチメートルの位置精度になる。 冒頭で名前を挙げたDroggerはandroidでしか対応していない。 また、androidのほ

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          LiDARスキャンのスキャンパターンについて

          iPhoneで敷地を面的にスキャンする場合の手法について3パターンほど考えてみた。 1.片押し法 これは敷地の端から満遍なくスキャンしていく方法で、一点から360度ヨーイングの動きも取り入れてスキャンし、移動してはヨーイングでスキャンする事を繰り返してスキャン漏れがないように塗りつぶしていきます。 ヨーイングに対するiPhone ARKitの精度に頼る事になろうかと思います。 2.グリッド法 グリッド法はドローンの如くジグザグに敷地をスキャンします。 基本的にiPhoneは

          LiDARスキャンのスキャンパターンについて

          ものづくり補助金採択まで

          ものづくり補助金が昨年末の申請で採択された。正直一人の力ではどうすることもできなかったと思う。 ものづくり補助金は事業総額の3分の2を国が補助してくれるというとんでも素晴らしい制度です。例えば900万円の事業を行おうとした場合、600万円は国が補助してくれる制度なのです。 私はものづくり補助金を利用してLEICA MS60 スキャニングトータルステーションを導入しました。これから追い追い記録を書き留めていきますね。

          ものづくり補助金採択まで

          スキャニングトータルステーションの選び方

          スキャニングトータルステーションとは、トータルステーションに地上型レーザースキャナ機能が搭載された物だ。その見た目はほぼトータルステーションと言っていいと思う。 私の知る中ではニコン・トリンブル社のSX12と、ライカジオシステムズのMS60の2機種が代表的なスキャニングトータルステーションだ。 一般的な地上型レーザースキャナ(TSL)は、いきなりTSLを地上に置いて、360度フルドームスキャンをします。そして少し移動してまた360度フルドームスキャンをし、先のスキャンと共通

          スキャニングトータルステーションの選び方