見出し画像

シューベルト「鱒」

 今日もコンサートの話です。

 音楽仲間2人と一緒に、久留米シティプラザのグランドホールで開かれた、「ジャズピアニスト田中菜緒子(久留米出身)×N響メンバーによる シューベルト「鱒」」というコンサートに行きました。 

コンサートのチラシです。

 

グランドホール客席の様子
グランドホール舞台の様子

 このホールでのコンサートは初めてでしたが、とても響きの良いホールです。久留米市在住の方がうらやましい。


コンサートのプログラムです。

 最初のモーツァルトは弦楽器のみ。次にジャズピアニストのオリジナル曲が演奏され、以後は、弦楽器とピアノのアンサンブルです。
 圧巻だったのは、コンサートタイトルにもなっている「鱒」。第四楽章のピアノの部分がジャズアレンジとなっていたのですが、とてもやわらかく癒される音色でお洒落な演奏でした。N響の奏者の方々もクラシック演奏家でありながらしっかりジャズとフュージョンした素晴らしい演奏。
 アンコールは、ジャズメドレー(A列車で行こう、ワルツ・フォー・デビー、フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンなど)、そして迫力あるリベルタンゴ。私たちが楽しかったのはもちろんですが、演奏者の方々も気持ちよさそうに奏でられていました。
 ピアノ以外の奏者の方は、(敬称略)松田拓之(ヴァイオリン)、横島礼理(ヴァイオリン),坂口弦太郎(ヴィオラ)、山内俊輔(チェロ)、そして吉田秀(コントラバス)。

 一緒に行った2人の音楽仲間ですが、これまで20年近く、声楽とピアノのアンサンブルグループ(アマチュア)として活動した友人です。少し前までは、月に一度集まって練習し、一年に一度、ごく親しい人を呼んでミニコンサートを開いていました。
 でも、数年前に仲間の一人(Iさん)が深刻な病気となり、しばらく3人では活動できない時間が続いています。また以前のように3人で集いたいと思いつつ、今はとにかく仲間の回復が大事なので、もう一人の仲間(Kさん)と細々と練習を続けています。
 なので、今日3人でコンサートに行くことができ、そして一緒に音楽を味わえたのは、とっても大きな意味を持つことなのです。

 演奏会後は、Iさんの自宅がコンサート会場の近くだったので、少しだけ寄らせてもらいました。

Iさんが用意してくれたケーキ
美味しかった。
ありがとう♪

 これを契機にしてIさんがますます元気になり。以前の活動に少しでも近づけますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?