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私の望遠レンズ履歴書 ③ 1964年のオリンピックで使われたオリンピック取材の目ニッコール1200ミリf11それも1番最初の生産ロットのナンバー クラシックレンズレンタルサービスTORUNO

1964年に開催された東京オリンピックでは報道写真の一大変革があった。それはまさにレボリューションと呼んでも良いものだった。それまでの報道写真はもっぱらアメリカからお下がりの4インチ× 5インチの大型カメラつまりスピードグラフィックを使うのが普通であった。それが徐々に当時のタイムライフのようにカメラは小型軽量な35ミリに徐々に変化していったのである。世紀の祭典の一大スポーツイベントとなれば望遠レンズに力が入るのは当然である。1964年と言うことで時間軸上で1つはっきりさせておきたいのは当時はニコンが全てであった。キャノンはまだプロ用のカメラと言うものを十分に準備していなかったのだ。今の時代で考えるとちょっと信じられないような事実である。

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